神々を冒瀆するほど文明は巍峨たる塔なりいつ崩壊す

神々をぼうとくするほど文明はたる塔なりいつ崩壊す


【語釈】

は途方もなく高いこと。人類文明ぜんたいをバベルの塔にたとえている。神神をぼうとくし崩壊するほどにしようりつした文明の最涯てはもはや想像できない。二〇四五年問題がひとつの区切りになるだろう。中島あつし『和歌でない歌』に「幾萬年人生れ繼ぎて築きてしバベルの塔の崩れむ日はも」がある。余談だが、与謝野晶子に類想があったはずだ。が、もとの『みだれ髪』を劉覧してもみあたらない。

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