瑠璃色の瞳と雨の雫
碧江
一雫
その話は昔話だったか物語だったか
覚えてない
「雨」に纏わるお話
ある少女は、大切な人を亡くし涙を流した。
少女は、幼い頃から母親から沢山の愛情を受けて密かに暮らしていた。
そんな少女がその涙を流した時に雨が降った。
それはそれは大量に…
涙など関係なくただの天候だと周りの人は思い込んだ。
それもそうだ、誰も誰かの涙が降っているなんて思わない。
少女が泣き止むと雨は止む
雨を思うように出来るのだ。
そんなものをもつ少女のエンディングはなんだったか…
誰も覚えていない
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