第14話 ささみ大量入荷
夕刻、ギルドからの帰り道
ささみ屋台のお姉さんに声をかけられる。
「いや、ウチちゃんと『ささみ以外』も取り扱ってますからね!」
「・・・」
「はい、これお客さんの好物の『ささみ』です」
おお、再入荷したのだろうか
あと安いから食べているだけであって、好物ではない
「そんで、コレ、少ないですけど『仕入れ料』です」
「?」
なにすっとぼけてんです?
お客さんが何匹も『暗夜の森』の『鶏』捕まえてきてくれたんじゃないですか
蜘蛛の糸っぽいの巻き付いてましたけど
なんてったって、生け捕りだからさらに良い。
『つがい』にさせて一儲けできそうです。
「じゃあ、私は忙しいので、これにて、またご贔屓に」
「あ、ちょっと」
屋台の人は足早に去って行ってしまった。
このお金に手を付けて良いかは迷うが、
ささみはもったいないので食べることにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます