【完結】② 天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう(安陽篇)

明千香

前回の ①(慶央編)の粗筋



第一章~第三章


 荘興は若いころに、天界から落ちて中華大陸を彷徨う真白い髪の少女の噂を聞く。その日から30年経ち、50歳になった荘興と不老不死の少女は出会う。少女は50歳になった荘興の庇護を受け、いろいろな人と関わりながら、慶央の街でしばし平穏な日々を過ごす。




第四章~第六章


 荘興の次男・英卓が重傷を負って、長い放浪から慶央に戻って来た。その傷の治療にあたった真白い髪の少女と英卓の間に、不思議な関係が生まれる。

 荘家のお家騒動の後、荘興は英卓と白麗を都・安陽へと送り出す。

 それは彼にとって三十年かけて探し求め、屋敷に二年住まわせた<白い髪の少女>との別れでもあった。

 




 追記


 場所も年代も架空の古代中国が舞台ですが、登場人物たちの年齢は、数えではなく満年齢で表記しています。また、住まいは昔の日本の木造建築に近く、人々は床にじかに座っています。



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