恋はいつも未知なもの/村上龍

ジャズのスタンダードナンバーにのせて綴られる、幻のジャズバーをめぐる 40編のショートショート。村上龍ファンだけど、面白くないんじゃないかと思って、今日まで読んでいなかった。古本屋で単行本をみつけたので、読む事にした。面白くはあったけど、村上龍のエッセイから感じるような踏み込みの浅さばかりが目立ってしまった印象。40代、50代あたりの男性には、シンパシーをもって迎え入れられるのかも。ライトに読み下す事ができる事、そしてジャズを知っている者にとっては解釈の妙を楽しむ事ができるあたりが魅力じゃないでしょうか。

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