火薬の爆発音が夜を重く震わせる

今夜もどこかで花火が上がっているらしい

美しいファイヤーワークを思い描きながら

この音で思い出されるのが花火であることに

わたしは平和の尊さを胸に抱く


音速で飛ぶ戦闘機の爆音が大地を揺らす

今日は航空祭だったかと空を、見上げる

どれほどの重力の中で、操縦桿を握っているのか

音という確かな衝撃波を体感しながら

防空壕に隠れていたという祖母の話を思い出し

わたしは平和の有り難さを噛み締める


わたしは幸せな時代に生まれたことを理解している

だから、どうかずっと平和でありますようにと

いつも祈らずにはいられないのだ

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