第5話 光と影の季節

風俗の仕事を終えて毎日裕介の所に通うのが私の日課であった


俗に言うホストにハマってるってやつ


最初は友人が付き添ってきてくれていたが、一人で通うようになっていった。


ホストに通う人たちの気持ちは少しわかる気がする。寂しいんだよね。

時間で買う男。それを理解するのにすっごく時間かかった。


祐介が立ち、隣に座る。数分たったらいなくなる。いただつからまた延長する。


祐介がいない時間カウンターでタバコを吸いながら


「何やってんだろう。私」って思うこともいっぱいあるんだけどね。


そういう時頭の中で浜田省吾の歌が私の中で聴こえてくるの。


祐介にあって3日目。

頭の中で聞こえていた


光と影の季節がカラオケで流れた


音程が違うけど、3日でおぼえてくれようとしてくれた若造の23歳祐介。


彼は本当に奇々怪怪。


それを13年たった今でも私は忘れることができない。

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