絶壁の女騎士 イーリス・イージスの必殺技

緑色の小鬼たちがいやらしい目つきで私を見つめる。


黄金に輝く髪、深く吸い込まれるエメラルド色の瞳、大理石のような白い肌、そして潤いあふれる艶やかな唇。


私の美貌に皆ヨダレを垂らしているわ、いかがわしい。


小鬼の目線が下がる。目線が胸元に行くあたりで、鬼の1人が深く息を吐いた。


「とりゃ〜!」


私は素早くその鬼を細剣で切りつけた。鬼が倒れる。


「グルルルル」


他の鬼たちが唸りをあげた。


細剣を鞘に納め、私は天に向かって手をかざす。


「天の神ウラノス、大地の女神ガイアよ。我が祈りに加護を与え給え」


大地神雷、天空絶壁!ペチャパイで何が悪いのよ


大地から雷がせり上がり小鬼たちの身を焦がした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る