八梃拳銃 ビリー・ザ・スタンピートの必殺技
ヒゲ面の屈強な男がよだれを垂らしている。
「おめぇ、このワイルドボア様に勝負に挑むとはいい度胸だ」
テンガロンハットを被った細身の男は帽子のツバを触った。
「ゴタクはいい。男の価値はここで決まるもんだ」
細身の男は腰の拳銃を触る。
「グググ、そうだな。俺らは拳銃でしか語れないからな」
ヒゲの男も腰の拳銃に手を当てる。
静寂が辺りを支配する。
ブルルル!
馬が唸った瞬間、周りの建物から荒くれ者たちが一斉に細身の男に銃口を向けた。
「ガハハ、くらいなワイルドボア盗賊団の一斉射撃を!」
バババッババーン!
無数の銃声が鳴り響く。
次の瞬間、倒れたのはワイルドボアの部下たちだった。
「な、なんでだ…」
ワイルドボアは驚きを隠せない。ヒゲは慌てて銃口を向けた。
次の瞬間、細身の男から8つの火花が飛び散った。
ヒゲの巨体が倒れる。勝者には身体中から八梃の拳銃が現れていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます