明日に手を伸ばせば
心が痛いんだとても、体がカフェインに侵されて脆くなった骨が軋むみたいだ。心臓が燃えている炎のようにあの日僕らを照らした灯火のように、ダメだこんな言葉は全くの無意味だ。あの日の僕らを照らしていたのは友情でも愛でもましてや時間などではない。見えない花火と数々の小さくてとても深くて儚い思い出達が僕を照らしてまだ離してくれないんだ。僕は未だにその眩さに目がくらんでいる。目の前で光った一瞬の閃光、残像が揺らぐように抱きしめるように僕を支配して行く。
どこに行けばいいこの思いを連れて何を言えばいい。窓枠から見える景色は闇だ宇宙の最果てのような闇。もう何もないなんて言えないのかもしれない、僕はここに来るまで、今日に至るまでにたくさんのものに出会いそして、それらに愛され、僕もそれらを愛してきたつもりだ。でも、それはかろうじて心に納まっていた。しかし、今日という今日は抑えきれずに溢れてしまったのだ。心の蓋が外れてそこから思いが噴き出してそして、だらだらと流れ着いた先は白い画面の上。こんな思いになるなんて思ってもみなかった、僕は軽んじていたんだ。この溢れんばかりの思いを次は歌にして持っていくから、僕のちっぽけな言葉できっと少しは伝えてみせるから、次もいてね、どこにも行かないでね、僕は
これまでのものも
新しく手に入れたものも
これから手に入れるものも
全部、全部、愛せたらいいのにな
そんな世界なら、美しいのにな
このまま進んで行け
未来へ進んで行け
もう二度と立ち止まらぬ様に
もう一度笑い合えるように
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