鬼畜会社から異世界へ転職なう

しゆん

プロローグ

はぁ…

頭がガンガンする…

パソコンがよく見えない。

後輩「先輩、大丈夫っすか?」

「…」

後輩「まじでやばいですって。休憩入れた方がいいっすよ。死ぬにはまだまだ早い年齢っすから」

あー…何言ってるか分からないな…

いや、他のやつの言葉が分からないんだよな

パソコンがふたつあるように見えるわ。

しびれてるしろれつが回らないし立てないし歩けない。

まじでやべー…死にそ

ーーーーーーーーー

「ここは…」

ん、喋れてる?

「あ、あー」

機械みてぇな声だな。

誰かいないのか?

真っ白な空間…だな

子供「あっ!目覚めてたの!?」

女の人「あらまぁ、気づかなくてごめんなさいね」

子供「それより、本題に入ろう」

子供「まずは自己紹介じゃない?アペレース!かみさまだよー!よろしく!」

女の人「私はカルミ。アペレースと同じく神様ですわ。よろしくお願いします」

子供「僕はジェントル。よろしく。二人と同じく神だ」

アペレース「本題に入るー?」

カルミ「そうね。突然ですが貴方は死んでしまいました」

「はぁ…そうですか」

まあ、あそこまでしてたら…死ぬわ。

シーーン

…え?なに?

アペレース「……え!?それだけ!?なんかさ、「なんで俺なんだ」とか「嘘だろ!?」とかならないの!?」

「え、あそこまでやっていたら死ぬと覚悟してましたから…別に驚かないし自業自得ですからね」

カルミ「まあ、助かりますわ」

ジェントル「…少しびっくりした」

カルミ「これから言うことは本当なので、よく聞いてください。私たち神は貴方に不幸な運命にしてしまいました。その償いとして貴方を異世界へ転生させ、幸福にさせたいと思いました」

ふーん…異世界転生…異世界転生?

「えっ?嘘?エイプリルフール??」

カルミ「本当ですわ」

「本当ですか!?」キラキラ

アペレース「わ、急にキラキラしてきたね」

「あ…す、すいません」

カルミ「大丈夫です。話を戻しますね。異世界転生をする容姿などを決めてもらいたいと思いますわ」

「んー…神様にお任せ致します」

カルミ「かしこまりました。では、魔法は無詠唱に致しますが、よろしいでしょうか」

「はい。大丈夫です」

カルミ「魔法の属性、武器の属性は全てにするつもりですがよろしいですか?」

「えっ!?それっていいんですか?異世界では珍しいんじゃ…」

カルミ「ええ、珍しいですわ。大丈夫でしょう。私たちとあなたを気に入った神様達が後々加護を入れていくので」

「そ、そうですか…加護ってどんな効果が?」

カルミ「色々ですね。回復力が強くなったり、冷静さが強まります」

「ほぅ…」

アペレース「そろそろだよー!」

カルミ「お元気で」

アペレース「最後くらい敬語外してよ」

「…ああ、そうだな。神様、ありがとう。俺、幸福とか幸せとか分からないからまた出来ないかもしれないわ」

カルミ「大丈夫よ」

ジェントル「俺らが支えてるからな」

アペレース「挫けちゃダメだよ!真っ直ぐしていればきっと幸せがくるから!」

「…本当に、ありがとな」

神様「「神の祝福があらんことを…」」

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