第7話 泥棒!?
夕食を食べ終え、風呂もあがって自室で寛いで10時を過ぎたのでベッドに入り、眠りについた俺。
夜中の2時頃、下から物音がした。
ガサガサと何かを探しているような音で目を覚ました。
覚悟を決めて下に向かう俺は忍び足で気づかれないようにする。
泥棒は冷蔵庫の中を物色していたのを背後から捕まえる。
「おい、泥棒何をしに来た」
無言をつらぬく泥棒。
「おーい、おーいフーシェ。泥棒を捕まえたからこーい」
大声でフーシェを呼ぶ。
何度も叫んでもこないフーシェ。
30分後。
リビングに欠伸をしながらきた。
不機嫌な声で愚痴るフーシェ。
「なにー、ルノエってばうるさいわよ。こんな夜中に。トイレも一人で行けないんですか。クスクス」
本当にムカつくこいつ。トイレぐらい一人で行けるわ。
「違うわ、泥棒だよ泥棒。捕まえたんだよ」
電気をつけると泥棒の正体が分かった。
金髪の女性だった。
「あーあ、やっと帰ってきたのね、ティナ。どうしたの」
フーシェが驚いた声を出す。
「もしかして、この子がもう一人のパーティーか」
「そうだよ、ティナっていうだよ」
正座するティナさんに頭を下げる俺。
「悪かった、ごめん。ティナさん」
話を聞いている内に夜が明けてきた。
早い朝食を食べる俺達三人。
また新しい1日が始まる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます