夜のゴミ出し

何度も聞いた鈴虫の声

何度も感じた夜の冷たさ

半袖と短パン、つっかけ

なんてこともない軽装で

鍵をもって外へ出る

手にビニール袋

外は広い

部屋の空気は重いし匂う

外は涼しい

鈴虫もあいまって

外の方が美しい

けれども、夜は飲み込まれてしまいそうで少し怖い

それを肌で感じる残暑、秋の始まり

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