犬都々逸(いぬどどいつ)
オボロツキーヨ
8月10日は 野獣の日だ ワンコの気持ちを 詠んでみる (夏)
あなたを抱けば
心とろかす
熱い舌
君に
リードで引かれ
夏の午後
かまっておくれと
スリッパ噛んだ
君に怒られ
しっぽふる
アフロヘアーの
あなたはごろり
ゆかにねそべり
寝ごと言う
君とごはんが
食べたいけれど
いつも同じさ
ドック飯
粗相をしちゃった
ベッドの上で
優しい
鬼になる
吠えたくなるなる
うるさい声だ
つくつく法師は
どこにいる
犬友出会えば
話がはずむ
散歩はすすまず
あくびする
闇にわんわん
吠えるの何で
うるさいあなたは
君には見えない
幽霊来たよ
だからわんわん
吠えたのさ
怖いね
守るよ君を
空に向かって
吠えてやる
少し怖いな
誰だよおまえ
ガラスの目玉の
テディベア
気持ちがいいわん
八月の空
見上げる先には
鉄の鳥
鼻の両横
毛が茶色い
まさかチョコは
食べてない
雨の日きらいだ
自慢のアフロ
ペタリとつぶれて
カッパだよ
「9月2日は靴の日だけどワンコはいつでも
黒犬一匹
月夜に遊ぶ
うるりと光るは
目玉だね
雷落ちたよ
食欲無いよ
胸がバクバク
破裂する
机に顎のせ
じいっと見てる
何かたくらむ
可愛い子
黒飴みたいな
瞳が語る
美味しそうだわ
舐めたいわ
中秋の
名月の夜
君とお風呂へ
入ったよ
月見だんごを
食べたいけれど
空を見上げて
君ビール
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