できないことを

できないことを

できない、って

言いわけでもなく

かといってえらそうでもなく

言うのって 伝えるのって、


とてつもなく難しいよ。

だって勇気だもんそれ

自己保身ではなく

自分のできないところを直視する瞬間は

人間にとってもっとも恥ずかしく情けなく

気高い瞬間なのかもしれない。



風と草のたいいくかん



負けないよ、というか負けるわけはないんだけど

影響されない、汚されない

虫けらの論理には

そうやって嘲る汚さに自分の足の爪の一ミリも汚すものか きたない、

私は影響されない


私は影響されないんだよ


どうだ 悔しいか

悔しいと思うならね、まだ、人間なんだけどもね


でもじっさいすこしは人間もこの世っていたりもするのよ?



だいじょうぶ

私は、うつくしいものを知ってる

きれいなこととか

きたないものとか

うつくしいって、感じることができる、

ああ


圧倒的にだいじょうぶだ!



けど

けど

信じてあげるべきだろうか


あんなに穏やかに笑えるのだから、

気配りだって、できるのだから……。


あるいは

変えてあげるべき?

お礼として?


それは、ごうまん?

どちらが、ごうまん?

どちらがって言われても嘘でしょって言われるかもしれないけど私にはほんとうにわからないのよ

ねえ、わからないの わかりやしないの!

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