基本的に自分は嫌われ者、もしくはそれ未満で認識されないというかされていてもどうでもいいやつだという根本的な世界観があるので、
基本的に自分は嫌われ者、もしくはそれ未満で認識されないというかされていてもどうでもいいやつだという根本的な世界観があるので、
まず認識されているということを知るとびっくりするし、負の評価ばかりではないと知るとすごくびっくりする。
私の自己評価より周りの私への評価のほうが現状、高い。ずっと、高い。
それは感謝すべきことなのだし私だってほんとのこと言っちゃえばとっても嬉しいんだ。涙が出そうになるほど。崩れ落ちそうになるほど。
だからここからは私の傲慢だってわかりきっていつつも、
……なんというか私はそこまでは求めていなかった……というか、うぅん。自分は社会の最底辺で食糧と金を食いつぶすだけの劣等種族だと思い込んで長いこと生きてきたので、
なんというか、目指すところは、まさしく「ふつうのひと」だった。
立派でもすごくなくても、というか、それは無理だと思ってたので、
ああ、だから、もっと正確に言えば、「自分自身で自立して自活して、迷惑かけずに、だれにも責められずに生きられるおとな」が、
私は、長いこと目標だった。
まあ無理なんだけど現状。
でもねえ、うん、無理だったんだよ。
それはね、できない、というよりは……。
なんか、戦っちゃう。
なんか、言っちゃう。
なんか、書いちゃう。
自分自身最底辺だという自己認識はしっかりあるのに、ちがうことはちがうって思うし、いつもいつもじゃないけど、言っちゃうときもあるのだし。
……ここがおかしいよな世界、とか、だいそれたこと思ったりしてる。
私はどうせ人類社会にとっては虫以下の迷惑かけまくる存在なのにな。
ずっとそう思ってたしいまもそう思ってるからひとりでごはんを食べて涙が出るときもあるけど。こんな私にまで食糧がしっかりと最低限生きられるぶんは配分されているということに。
それと正反対の高さのおおきななにかをも私はみてる。
ゆめみているし、ちゃんと、みえてる。
……もう、総合するしかなかったんですよね。自分が、引き裂かれないためにも。
私がせめて虫でも犬でもなく、人間になるための方法論。最底辺でもどうにかこうにかひとって認めてもらってひとの仲間入りをするための方法論。
……それは私にはみえているものがあるから。
書くから、書くことによって貢献をしてみせるから。
だからどうか殺さないで。私を。虫扱いも犬扱いもしないでください。
生涯かけるから、人間に、してください。……おねがい。
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