●2016/10/03(月)
■紙の日記にて
部活に行ったけれどなんかOBのひとに飲みに連れてかれた。
深夜はまあいつも通り。
もっと時間ほしいなー。
■パソコンにて
けっきょく哲学概論できなかったしね。
そもそもいま明け方の四時過ぎなのもおかしいよね。
・落ち着いたから川谷絵音さんについてのニュースちゃんと読んだ。公に出る人間が未成年飲酒の席にいたってことは当然あってはいけないことだ。だがここでわが身をも振り返る。飲み会の席、とくに大学あたりの集まりで、未成年が酒を飲むことをびしっと止められるおとながはたしてどの程度いるものか。
・もちろん彼は公人で私たちは私人という違いはある。川谷さんはきちんとけじめをつけねばだろう。だが私は、とくに大人数の飲み会で未成年が酒を頼もうとしたときに、ひとこと口は挟んでも、無理に止めることに成功したためしはほとんどない。みんなはここらへんどうなんだろうな、って。
・川谷さんのしたことは関係者に迷惑をかけた。それはもちろんだし責任を取る必要がある。けれど問題はそこに留まらないと私は思う。多くの未成年が飲酒をしているという事実。成人全員がそれを止められるわけではないという事実。文化や社会や法律など、あらゆる文脈で読み解くことがだいじなのでは。
・社会現象というのは、それ単独で存在しているわけがないから。
・だから感謝しろとか私は不幸だとかっていう話ではない、断じて違う。そういうことではなくて、ただすこしだけ省みてほしいだけ。あなたはたまたまそこに生まれ、たまたまそこで育っただけ。もしあなたが見下すそのひととおんなじ条件だったらあなたはどうするのか。それこそが想像する力なのでは。
・世界の全員に対して想像力を発揮するのは無理だ。発展途上国の子どもの気持ちになりなさいなんて言われたら、多くの日本人が無視するか鼻で笑うだろう。だからせめて、目の前のひととお話ししているときだけでも。送信のボタンを押そうとする直前だけでも。その一瞬だけでも。省みたい。省みてほしい。
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