●2016/08/20

■紙の日記にて


 ××のおばあちゃんの四十九日。つつがなく終わってよかった。

 帰りの車では○○のことばかり考えていた。所有しても所有されてもいけない。所有したら、うしなってしまうかもしれないから。私は○○がいるかぎり、けっしてひとりになれない。不幸になれない。私のしあわせは、私ひとりのものではなくなるから。覚悟は、できている。

 愛も、人間関係も、宗教だって個別性が必要。


■読了本

・『まんまんちゃん、あん。(1)』


■パソコンにて


・所有してはならない。所有したら、いつかうしなってしまうかもしれない。所有されるのはかまわない。その意味はすなわち、そこにいるかどうかの選択権を私が得るということだ。ほんとうに、愛があるのならば、だれのものにもなってはいけない。そばにいたい。人間どうしにできることは、それだけだ。

・みんなが疲れて眠り込んでる車のなか、べっとりと暗い夜を見て、張り裂けるほどにそう思う。私はこのことにかんして、すでに頭がおかしくなっている。きっと私はしあわせになれるだろう。不幸を望んでもかなわないだろう。しあわせになるしか、ないのだろう。茨の道だ。その覚悟なら、できている。


・自分からめったに発言しないその従弟叔父が、会食の席でぽつりと。「××家の文才を一手に受け継いだのは、なっちゃんだよね」。私は思わず従弟叔父を見た。視線は合わない。「出版したら、叙々苑に行こう。叙々苑食べ放題だよ」。もちろん叙々苑には食べ放題などというコースはない。従弟叔父の厚意だ。


・っていうか個別性の論理を知っていないとそもそもひとを愛せなくね???


 眠いな。

 本を読み切れなくって、勉強ができなくって残念。

 すっきり起きられますように。

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