謝罪って、なにでできてる?

ごめん、ごめん、ごめんってさ

謝りたくとも

しょうがなかろう


言葉だけが謝罪ではないし

謝罪はけっしてつぐないではない

つぐない、というおおげさな言葉がはまらないのであれば

行動の改善といったくらいの意味でいいです


ごめん、ごめん、ごめんというのは

ときにとっても自己陶酔です

そして自己憐憫でもある

ほんらいなにかをやらかしたときはむしろ自己嫌悪に陥るはず それであればまだ、わかる

しかしそこにひょいっと悪しき調味料として

陶酔、憐憫、ごてごてさせると

あらまふしぎね、あっというまに食えたもんじゃなくなるの


謝罪って

そういうもの

自分の腹を満たすためのものじゃない

相手に、たべていただくもの


ほんらい謝罪は不味いのだ

それを食べてくれるというのだ

ありがたい ありがたいのだから



そんな下手な調味料、使うなよ。

必要なのは、変わること。そう、変わることが謝罪にとって

最上の調味料と信じるよ、私は。

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