第4話

気付けば私は仕事に没頭していた。


無駄に職人気質なのが災いして、

毎日終電間際まで、

休日出勤当たり前という日々を過ごした。


朝寝坊して駅まで走る時なんかは

揺れる胸を切り取って海に捨てたくなる、

そんな日々だった。

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