積もり積もった不満

一七「...本当の最低な人って、どんな人なんだろう」


優世「...さあな、少なくとも俺には近いだろ」


一七「...そんなことないよ?優世くんはいい友達だから」


優世(友達って、本当に思ってんのかな。)


一七「!!ねえ、今日一緒に帰ろ?皆でさ!」


優世「...え?良いけど」




優世(認めてほしい、一七だけでも...俺の事)




一七「...優世くんは、不満とか文句、何一つ言わずに人の意見を尊重する、良い子だよ。でもさ、やっぱり溜まってるんじゃないの?」


優世「...大丈夫。何も無いよ。」


一七(...その微笑みも、本当は辛いんでしょ?)


一七「...人間は、悩みがあってこそ人間なんだよ?」


優世「...ごめんね、一七。言って良いの?引かない?」


一七「...私から聞いたんだから引くわけないじゃん?」


優世(やっと見つけた...俺のこと、認めてくれそうな人...)

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