感傷に浸ってどうだ。
カエルの轢死体、干からびたミミズ。
小指の先にカビが生える幻覚。
夢を見ていた。
「夢でなければ、ではこれは?」
と問うには人影がない住宅街。
気配だ。誰もいない気配がする。
誰にも見られていないよ、と誰かが言った。
目が覚めたら汗を拭おう。
小指の絆創膏を剥がそう。
確かに存在している自分を魅せつける我こそが命。
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