黒板消し
僕が言ったと誰にも知られないまま君に言葉を伝えられるなら、僕は君に「吐きそうなほど綺麗だ」と言うだろう。皮が剥けてボロボロになった君の指先から血が滲むと、かみさまは僕に「死んじまえ」と刃物を突きつける。僕の心臓は罪悪感で締め上げられて、いつか鬱血して壊死する。だから、君は綺麗だ。
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