　『プレリュード／リゴドン』を書き進めているが、ペースがなかなか上がらない。今日は多分一五〇〇字前後書いたと思うのだが、これまで二〇〇〇字から三〇〇〇字くらい一日で書いた日もあったから、まだ本調子ではない感じがする。

　それはそうと、久しぶりに聴いたオスカー・ピーターソンのピアノトリオが普通に良かった。前に「雑感」でジャズの熱さと泥臭さの話をしたが（九月二十八日）、オスカー・ピーターソンには泥臭さはほとんどないと言っていいだろう。しかし熱さは充分にある。そういう意味でピーターソンは私の好みのジャズミュージシャンであることを今日発見した。今更、という感じだが、音楽を聴いているとこの手の発見はよくある。人の好みというのは自分で思っているより結構変わる。