2019/09/20(金)

 今日は遠出のバスで読書するはずだったのだが、結局『批評の解剖』を十五ページ読んだだけで、あとの時間は『子供のいない星で』の執筆にあてた。やっぱり、書くことが決まっているときには書くのが一番楽しいに決まっている。

 とはいえ、執筆中の『子供のいない星で』の第三話は現在二八〇〇字くらいまで来ているのだが、ほとんど音楽の話に文字が費やされている。これでいいのだろうか。まあ第一話も前半はほとんどメシアンの話だから、その時点で読者は選別されているかもしれないが。

 遠い未来を舞台にしたことに必然性はあったかどうかと自問する。多分ある。ウイルスの蔓延は一つの契機に過ぎなくて、そのずっと前から人類の発展は止まり、滅亡にじわじわと近づいていた。そういう意味での終末を書きたかったのだ。あとはそれをうまく表現できるかどうかだ。

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