第64話 劇場版「おっさんずラブ」を見てきました

……近年ね、つまんないんです。

田中圭がブレイクしてしまって。

けっこう昔からテレビで見てて、知っていたですよ。

初めて名前を知ったのは、「図書館戦争」かな。小牧教官の役で。

顔と名前が一致したのは、朝ドラ「おひさま」で井上真央の兄を演じられていたとき(ちなみに、この兄の少年期を演じていたのは中川大志だったらしいです)。このときには原田知世と同じ作品に出演していたんですね、直接的な共演ではないけれど。

「ブシメシ」で瀬戸康史の友人役とか、「相棒 XDAY」で川原和久さんと一緒に捜査する刑事とか、「警視庁捜査一課長」の運転担当とか、良い脇役しごとをやるよなー、と思っておりました。演技が上手い。

一番印象に残っているのは、月9の「ビブリア古書堂の事件手帖」で中盤のキーマンになる役。めっちゃ怖かったです。“はるたん”とか“翔太くん”から知った人は、驚くんじゃないかな。

これからもバイプレーヤーで堅実に活動するのでは……と思っていたところ、ブレイクしてしまったのですよね、「おっさんずラブ」で。そこから、主演作品やCMに引っ張っりだこ。

そもそも私が連ドラ版の「おっさんずラブ」を視聴しようと思ったのは、田中圭の主演が珍しいと思ったから。

その流れで、映画も見てしまいました。



有り体に申し上げますと、内容はそこまで良くなかったです。キャーキャーしないし、きゅんきゅんしない。

可愛い女の子なら恋愛作品として成立するところを、あえて“おっさん”にして違和感を出すストーリーは、連ドラも同じなので、あえてそこは突っ込みません。

しかし、創作者目線で見てしまうと、学びが大きかった。

不動産会社の大きなプロジェクトストーリーが絡んでくるのですが、連ドラでは細切れになって気持ちが冷めてしまう。その点、プロジェクトの流れを一気に見せられるストーリーが展開できるのは、映画ならではです。

一番大きく感じたのは、やはり俳優さんが上手い。下手な人を誰も使っていない。

脇役で培った演技力で間を上手く取る田中圭。ベテラン、吉田鋼太郎さんや眞島秀和さん、沢村一樹さん。子役くらいから活躍している林遣都くん。若手の中では一線画する(と思う)志尊淳くん。“マロ”の金子大地くんは、どんどん上手くなってる。等身大の女の子、内田理央。繊細な女性の心情がぐっとくる、大塚寧々さん。“マイマイ”幸せになってくれ、伊藤修子さん。おいこら鉄男……じゃなくて鉄平兄、児嶋一哉。

皆さん、それぞれに良いんです。

こういったキャラクターを書けるようになりたいな(まだ創作者目線)。



10月から連ドラがまた始まるみたいなので、視聴すると思います。

でも、この内容で大丈夫かな。

夜更かし禁止だお!(誰に向かって言っているのかわからない)

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