　第22話で、『ガルナの塔』の特徴になるように想定したのは『頑丈』でした。

　でも、ここは削ったほうがいいという助言をいただきましたので、直しを掲載いたします。

＊　＊　＊

　ガルナの塔と呼ばれる迷宮がある。

　地上６階建て。塔型の迷宮としては世界最大級の高さと広さで有名だ。

　そして、古ぼけた外観の割にとても頑丈だ。

　ガルナの塔ではいつも１００人近い冒険者が魔物を退治……いや、狩っている。

　大人気の理由は、倒すと一気に強くなれるとある魔物のせいだ。おかげで大混雑が必至。

　魔物もそうだし、冒険者もどたばたがやがやと騒がしくする。周囲を見渡せば、あちらこちらで戦闘が行われている。

　しかし、塔はびくともしない。

　この世界ができた時から建っていたとされる謎の塔。

　いったい、誰がなんのために、どのような手段と材料を使って建造したのか見当もつかない。

　屈強な巨人の体内にお邪魔させてもらっているような気分だ。巨人なんてこの世にいないし、勝手に想像しただけだけど。

　やはりこの古ぼけている巨大な建造物に思うことはひとつ。

　すごく頑丈だ。

＊　＊　＊

　変更点ですが。

　床に穴が空いているうんぬん、のくだりを削除しています。

　これは『頑丈』に対して『ネガティブ』なものだったからです。

　どうして印象に対してネガティブなものを入れてはならないのか？

　残念ながら現在のわたしの力量では、理屈まではわかりません。

　とにかく、建造物（世界観でもある）の印象に対してネガティブな文章を入れてはいけないようです。

　読者のみなさまにも参考となれば幸いでございます。

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