210_汚らわしい孤独

環境を訴える人がみんなに表彰される中

誰にも知られず青空の下倒れる人がいる


愛護を訴える人がお肉を食べる中

誰にも知られず土に還る人がいる


辛さを訴える人が救われていく中

誰にも知られず消えてく人がいる



どうせこの先もずっと

誰にも祝われないまま生きていくのだろう


どうせこの先もずっと

誰にも伝わらないまま生きていくのだろう


どうせこの先もずっと

誰にも聞かれないまま生きていくのだろう



そう考えるのが一番楽だ

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