第347話 触ってみると冷たいとは何か
触ってみると冷たいとは何か。触るまではそれが温かいと思っていたか、それの温度については関心が無かったということ。
触ってみたら冷たかったとは何か。それの温度について関心を持ち、触るまでは温かいのか冷たいのかどちらでもないのかはっきりしなかったけれど、触ることで冷たいと確認できたということ。
触るまではそれが温かいと思っていたとは何か。見かけるたびに、太陽がずっとあたっていたんだから温かいだろうとか、生きているんだから触れば温かいに決まっていると思い込んだまま、とくに触るチャンスが無かったということ。
それの温度については関心が無かったとは何か。日が入らない暑くも寒くも無い季節の昼間、自分の家の中にある家具や布や本には、温度について注意すべきものは無いということ。
触ることで冷たいと確認できたとは何か。これは冷たいものだったのかと少し驚いた後、だから何なのかということについてもついでに考えようと思ったら、何かの本で同じことで少し驚いたという文章があった気もするので、本棚のことを少し思い出すということ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます