第282話 なめらかさが足りないとは何か
なめらかさが足りないとは何か。ざらざらしているので、もっと滑るようにした方が良いということ。
なめらかさが十分だとは何か。つるつるしているので、滑りたいだけ滑ることができるということ。
ざらざらしているので、もっと滑るようにした方が良いとは何か。何度も止まって不快だということ。
つるつるしているので、滑りたいだけ滑ることができるとは何か。止まらずに進んでいくので気持ちいいということ。
何度も止まって気持ちいいとは何か。いつでも停止できるグリップの安心感を繰り返し味わえること。
止まらずに進んでいくので不快だとは何か。どうやって止まればいいのかわからない不安が長くつづくということ。
なめらかさが足りない状態で、不快と気持ちよさを繰り返すとは何か。何度も止まって不快な気分と、いつでも停止できるグリップの安心感が、交互に訪れること。
なめらかさが十分な状態で、不快と気持ちよさを繰り返すとは何か。止まらずに進んでいく気持ちよさと、どうやって止まればいいのかわからない不安が、交互に訪れること。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます