第7話 夢に出てきた僕の夢
昨日の夢に、自分の大好きなアーティストが出てきた。目覚めが最高に良い。
その人自身が夢に出てくること自体は初めてでもなかったけれど、言ったことに返事を貰えたのはこれが初めてだったと思う。
その人はここ数年で、沢山の人の心に生きて、自分の想像を遥かに超える先へと突っ走り、今の自分には一言声をかける事も出来ない遠い遠い存在になった。
元々誰のものでもないし厚かましいことこの上ない話だけれど、まるで自分の好きな人が遠くへ行ってしまったような悲しさがどうしても拭えないでいる。
だから私は夢の中で出会った彼に
「貴方が遠くへ行くのなら私も行きます。
遠くで出会えたら、またお話しさせてください」
と言った。
この人に限らずだけれど、
私は今の自分の中に生きる数多の人間たちと目と目を合わせて話がしたい。
これが今の夢。一生かけてもいい。
私の発言に対して、彼は笑いながら
「おー、楽しみにしてるよ。頑張ってね。」
と言った。
都合良すぎ。自分。
また会いましょう。
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