第22話 無意味ですかの巻 (おでんくん)
κ「無意味ってなんだろうね」
β「どうしたんですか、急に」
κ「おでんくんを見てたんだけれど、‘無意味ってなんですかの巻’が妙に心に残ってね」
ε「あの話はたしかに深いサ」
β「ああしてみると何が意味があることなんだろうって考えちゃいますね」
α「もしかしたら何かを救うってことは何かを犠牲にするってことなのかもしれないな」
κ「おでんくんは蝶を助けたつもりでも、蜘蛛を犠牲にしていたね」
β「運命を変えるってことはいいことばかりじゃないんですね」
ε「でも時には無意味と分かっていてもしなければいけないこともあるってことサ」
κ「ニセおでんくんはそれも分かっていたのかもね」
ε「おでんくんの偽物じゃない、本物のニセおでんくんサ」
β「本物のニセおでんくんっていうのもなんか深いですね」
α「本物ってなんですかの巻であったな」
κ「本物のニセ、無意味とは何か、やっぱりおでんくんは深いね」
α「無意味、か……」
ε「こうして駄弁ってるのも無意味かもしれないサ」
α「まぁ無意味でもなんでもいいや。こうしてみんなで駄弁っていられるなら」
β「そうですね……」
κ「そう、それが当たり前だと思っていた……あの時までは」
α「フラグを立てるな!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます