第26話 お題で1話を書けばいいのか

「暑い! 今日から8月だ! 正に死の季節だ! 汗がダラダラと出てくる!? 目の前がクラクラする!? 私も死ぬのか!?」

 天は、完全に脱水症状だった。

「こんな暑い日は、図書館に行って、スマホでゲームしましょう! もちろんゲームタイトルは「ライブ!? 軽い文芸部の話」アプリで決まり。」

 麗は、いったい、どんな内容のゲームで遊んでいるのだろう。

「仕切り直しますよ。セブンイレブ〇のセブンペイが9月で打ち切り! 郵便〇は認知症でも21件の契約をさせる時代。京都アニメーショ〇の放火事件よりも恐ろしい時代だ。」

 大蛇は、現代ニュースに興味があるらしい。

「そんなことよりも、良いことを思いつきました。基本は、戦える女の子ですが、そこに各小節コンテストのお題で1話を書いてしまえばいいのです。これで書く内容に困りません。ニコッ。」

 笑は、良い所に気がついた。

「でも、それって、30才以上コンテストで私の年齢が30歳になる見返りに、私の女教師モノの作品を書いたのと同じじゃない?」

 苺は、最終的に教師なので頭脳明晰である。

「まさか10万字を書きながらの途中修正を修行や進化だとかに置き換えて誤魔化す方法があったとは!? カロヤカも驚きました。」

 カロヤカさんは、自身の10万自作の進行だけで精一杯である。

「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しい煎餅ですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」

「コンコン。」

 本物の幽霊のおみっちゃんとコンコンは、悩み事はないだろう。

「まあ、社会の真実は、大きな会社や公共機関の名前は立派なのよ。でも中にいるのは、邪な人間。税金は私的に使い放題。内部留保しているお金は経営者は私的に使い放題。出版社もコンテスト大賞や書籍化作品も私的に自分の作品を大賞にしてたりしてね。あ、私は食べたら帰るからね。」

 幽子は、世の中の真実を解く。純粋な子供たちよ、早く世の中の真実に気づけ。気づいたら腐らずに戦え。

「私は皇室のお嬢様。税金泥棒? 知らない。だって私たちは悪の組織、宮内庁の言いなりだもの。オッホッホー。」

 奏は、皇室廃止でもいいが、皇室が廃止されて一番困るのは、宮内庁である。皇室無ければ宮内庁はいらないのだから。

「ライト文学部! ファイトー!」

「おお!」

「みんなで助け合えば、何でもできるさ!」

「おお!」

「さあ! 創作スタート!」

 少し青春っぽい。

「カロヤカさん21話? 男装の小人で、やっと形が出来てきた感じだな。あれを、そのまんまコピーすれば、毎回の戦闘シーンは描かなくてもOKになるだろう。」

「要するに、良い出来、ということね。」

 カロヤカにお任せあれ。

 つづく。

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