第30話 執筆者の感想④wazzwallasisさん


 wazzwallasisさんからもご感想いただいています。


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1.自分の書いた部分の感想(良かったところ、悪かったところ)


「ああやっちまった…」 と思ったのは、もちろん第三話、ポニーのお話です。

 最初、ゆうすけさんからリレーのお話をいただき、こう思いました。

「リレーの面白さは、作者の個性がでこぼこ出る所にあるのだろう」

 そうして身構えていると、

 薮坂超絶空中戦! (がーん!)

 古川個性派キャスト登場! (がーんがーん!)

 そしてその次に出番かよ!オーノー!

 …… あまりのショックに、自分を見失ったみたいです。

 マッド(サイコ?)に振り切れてしまいました。


※僕の狼狽具合、No.3のコメント読んでいただけると分かります。

 やっちまったと気がついてから、どんどん震え上がっていくのが分かって、(今は)面白いです。


 良かったのは二つ。フラン堕落熊。それからツルゲネフ。皆さんに愛されて、ほっとしました。


2.他の執筆者の書いた部分の感想



薮坂さん:見たこともない空中戦にも魅了されましたが、SF大好きの僕に嬉しかったのは、ワープして向かった先の惑星の描写でした。勇気を持って、堂々と、未知の世界を描写していました。一目見てみたいと思いました! それから最後に温かく終わらせてくれたことに、何よりも感謝したいです。いつも作者の温かい眼差しが感じられる、すてきな筆調です。いろいろ相談に乗って欲しい。


古川奏さん:僕のひとつ前の出番ということで読み込んだら、かなり影響されてしまいました。それぐらい状況描写に巧みで、手に汗握るアクションとはこのことだと思いました(「パンツ」を書いている方と同一人物だとはとても思えない)。一番の思い出は、ウザスを追い詰め暴走寸前のアルバを止めてくれたシーン。あれこそフラン!(な、泣ける)


西井ゆんさん:すごいごめんなさい!僕は自分の出番のたびに、名前だけしか情報のない新キャラを西井さんに投げてしまったのでした(フランとツルゲネフ)。いまだに足を向けて寝れません。だけど西井さんのすごいところは、「これ以外にない!」って言うぐらい、人間味あふれてしっかり両足で立っているキャラを作られたところです。もう似顔絵描けそうなくらいです。セリフでこれぐらいキャラを作れる方、他に知りません。脱帽通り越して、服全部脱ぎたくなりました(言ってみただけです)。


蜜柑桜さん:ここで!この順番で!どれだけ荒武者かぶき者なのかとドキドキしたのですが、知的で洗練された、ジャンヌダルクのような方でした! というのは、蜜柑桜さんから「アフィシオン」の話の収束が始まったと思うからです。曲調を乱さずにまとめるバランス感覚と、それなのにしっかりと蜜柑桜節が出ているところ(57の説明!なんだこれ楽しそう!)、なるほど、これならどんな大嵐の中でも飛び込んでゆけるんだろうなあ、と思いました。頼りがいのあるお姉さんです(魔法使い?)。


ゆうすけさん!:もちろん、僕らがどんなに暴れても壊れない土俵を用意してくれた懐の深さと、どんなにとんでもない方向に飛び始めてもしっかり軌道修正する豪腕さと、それから僕が「占い師」の頃から慕ってやまない、血の通った人物描写です! アルバとフラン(熊)のカケアイがたまりません! そしてすっかりゆうすけSFのファンになったのでした。お疲れでしょうが、そのうちSF短編をリクエスト!です。


3.全体の感想


 血が沸きあがるような、キラキラとして、嫌な汗ダラダラ出て、胸躍る、心温まる、ほろほろする、満足感で一杯のひとときを、ありがとうございました! 皆さんとリレー、一緒に作れて本当に幸せでした! ああ楽しかった!

(次は応援してくださった皆さんともコラボしたいです!)

(もっかいSFでも!)


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 いやいや。あのポニーテリカのマッドぶり、実はお話の重要な要素になってますよ。三姉妹(四姉妹)の中で最初から最後まで一貫してマッドなキャラの立ち位置になりましたから。ただ、最後どうなったか拾いきれなかったのが残念ではあります。


 私の中では、三姉妹(四姉妹)の中で純粋に一番頭がいいけどマッドなのがポニテ、一番お姉さんぽいのがツインテ、一番元気なのがオカッパです。ミツアミはキャラが絞りにくくて、ぶれぶれなんですよ。落ち着いた感じがしている割にはセーラー服のコスプレしてたり、ツインテ抜きでSCA解析しちゃったり。多分このお話の中で一番キャラがぶれてるのがミツアミですよね。そういう意味で最初に強烈にwazzさんに定義づけられたツインテはぶれがまったくありませんでした。


 ポニテが脳内に埋め込んだ人口神経網の加圧装置、これはあとあとずっと出てきます。これもストーリー上の超重要なアイテムですね。古川さんがこの加圧装置は「アフィシオンの能力を飛躍的に向上させながら、オカッパリフィアとのコンタクトを遮断する仕組み」という設定をひねり出してくれて、後で「加圧装置ぶっ壊す」→「オカッパリフィアとコンタクトできるようになる」という流れになってます。震えましたよ、これは。


 ツルゲネフは「すべてを知るもの」というストーリー上の重要な役割をになってますし、ダラックマ・フランに至っては物語の中心でしたからね。


 3話でやりすぎたとしょげてられましたけど、ご本人が考えるよりもあの回は重要でしたよ。


 また次やる時も執筆者としてご参加くださいね!

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