S15 椿弥生の時間戦争 9月3日
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あなたは手品を知っているかな?
まあ知っているだろう。一度は見たことあるはずだ。
今回大事なのは、そう
ミスディレクション とかね
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――朱鷺森市 榎屋邸:娘の部屋――
もみじ「よっし!やっと出来たわよ!素人でもあっという間に強くなる!廃墟でこっそり訓練しちゃおうのコーナー!!」
プロティン「イエエエエエエエイ!!!……でぇ?具体的にはどんなことができるんだぁい?オーナーもみじぃw」
彼岸「廃墟………、うう……。また報告書出さなきゃ……やっとこの前の出し終えたのに……」
もみじ「いやいや、修理してないだけで私が所有してるし、掃除もしてるから実質無人屋敷なだけよ……。――で、ここに私の友人の部屋の悪鬼に入って模擬戦でもしようかなと思ってね」
秋夜「えーっと……、マジで?そんなことの為に俺達呼ばれたの?えぇ……」
夏水「いつも訓練してるとこだから正直今更オーラすらあるわ」
桃風香「つまり……!稽古だよね!」
彼岸「ああよかった……。そういうことなら勿論騒音は大丈夫ですよね……!近頃は無駄な通報多いんですよ……!」
桔梗 「強くなって……、私……、どうしたいんだろう……」
もみじ「今時の高校生は重い!まあいいわ。そこの悪鬼は安全にしといたからとっとと入ってね」
プロティン「なるほどぉ?それじゃあこの悪鬼は崩落とかも心配ないわけだぁ?おてて繋いで入ってスキップして出れる安全設計ってことかぁい?」
桃風香「はーい!」
ことり「いつもボス倒したら崩れちゃうのに、どうやってそのまま残してるんですか?」
もみじ「生前、というより所詮私の知り合いだからね。思いをちょーっといじるために知り合いの好きなやつを渡して時間を忘れさせてるのよ」
彼岸「廃墟に化物が住んでるとか化物に襲われたとかそういう……。まあそれで向かっても結局何もないんですけどね……」
桔梗「先に行きます……。それで気が紛れるなら……」
花恋「人のものをとるのは どろぼう」
夏水「重い重い」
秋夜「えぇ……」
奉「どきどき……どきどき……修羅場……どきどき……」
棗「まぁオーナーが掃除したなら問題ないか」
――ここもじき腐海に沈む――
▶中に入ると大量の本がある部屋ですね。薄い茶髪で、全身が真っ黒になりかけてる女性がBL本をニタニタと笑いながら読んでいます。害はなさそうです。
彼岸「……害は無さそうですね。益も無さそうですが」
もみじ「見ての通りよ。私はあいつにIOのコメユエルを与える。あいつは私に場所を提供する。ウィンウィンの関係ね」
プロティン「なるほどねぇ~時を忘れる、かぁ。――いいじゃあないかぁ!あの様子だと後ろの方で騒がしくしても大丈夫そうだw」
秋夜「えぇ……、反応していいか困る」
棗「見なかったことにしろ」
幽雅「は、はい……」
秋夜「うっす」
桃風香「良い人なんだね!」
もみじ「まあそういうことだから。あみだくじをしてね」
桔梗「訓練って、模擬戦ですか」
もみじ「そういうことね。まあちゃっちゃっと頼むわよ。ちゃちゃっと」
▶全員籤引きをした結果は
『棗VS花恋』
『秋夜皐月VSプロティン』
『綾瀬彼岸VS奉幽雅』
『桔梗VS夏水』
『もみじVS桃風香』になりました
秋夜「うわぁ……。筋肉ダルマが相手かぁ……勝てる気しねえなぁ」
プロティン「ハーハッハ!男の子相手なら張り切ってお互い全力勝負が出来るじゃあないかぁ!よろしくねぇ!」
花恋「私は棗さんとですか。容赦なくいきますからね」
棗「容赦なく……、か。こっちはやりにくいんだがな」
夏水「あー……、桔梗さんかぁ……。殴ってもいいんだよな……?」
桔梗「それが必要だというなら……、加減なく。私も、多分遠慮しませんから」
もみじ「残った桃風香ちゃんは私が相手ね。皐月ーバランス的に秋夜と組んでね」
皐月「えー……」
桃風香「師匠!よろしくお願いします!!」
幽雅「えっと……、僕は奉さんと組んで、彼岸さんとことりお姉さんが相手ですか。やさしくしてくださいね」
彼岸「優しくする必要があるかは疑問ですが……」
ことり「奉ちゃんと幽雅くんかあ、よろしく」
彼岸「戦うのはいいんですが……。流石に絵面的に戦いにくいんですよね。――誰か代わりません……?」
奉「私とじゃ……やっぱりダメですか?」
棗「言っておくがそいつを見誤ると痛い目を見るぞ。ちゃんと見てやるんだな」
弥生「えっと……、司会を任された椿弥生です。第一戦は『嫉妬の爆弾』と『体のいい召使』、第二戦は『神社の馬鹿』+『椿の名汚し』と『筋肉馬鹿』だな。各々準備するように。こっちには飛ばしてこないでね」
花恋「ひっどい」
棗「遺憾の意」
プロティン「おやぁw早速かぁ!それじゃあよろしく頼むよぉ!お二人さぁん!」
秋夜「顔写真とセットだとしらばっくれすらさせてもらえねえじゃねえか……」
皐月「取り敢えず数の利で攻めてみようか」
―― 第一試合 ――
▶棗 通常攻撃[麻痺追加攻撃]
通常攻撃[麻痺追加攻撃]
ファンブル[生命15ダメージ]
成功 11ダメージ
棗「さて……!?なんだ、今の感覚……」
花恋「うぅん……、銃弾はかわせない……。でも動きが鈍いね」
花恋「じゃあ私も、本気出しちゃおうかな」
▶花恋 スピードダンス(完全コピーを補助動作で完了する)[枯尾花]
通常攻撃[必中]
32ダメージ
花恋「秘剣!仇桜……!なんてね。――身の丈にあってない人はダメだぁ……しんどい」
棗「おっと、意外と危なかったぞ……。仕方ねぇ」
▶棗 通常攻撃[麻痺追加攻撃]
成功 10ダメージ
▶花恋 スピードダンス[綾瀬ことり]朝倉
15ダメージ
▶棗 高速回復薬 溶ける水
花恋「あなたと離れてしまうと もう踊れない~」
棗「うおっと。随分と見覚えのある技だ」
花恋「はぁ……。歌はあんまり上手じゃないんだけどなぁ……」
棗「――仕方ない」
花恋「うわ!大人げない!!」
棗「備えあれば、だ」
▶花恋 スピードダンス[七瀬もみじ]通常攻撃
▶棗 回避判定
失敗 42ダメージ
[溶ける水]32ダメージ
▶花恋の動いた先に跳弾で牽制して酸性の危ない水に突っ込ませます
花恋「乱れ撃っちゃうよー!」
花恋「あっちょ!踊りの邪魔するのはなしだって……。いててて」
棗「アッケナイモノヨ……」
棗「ほれ、普通にやってたら負けてたな。お疲れ」
花恋「相手運がなかったなぁ。桔梗ちゃんが相手なら勝てたかも」
棗「どういう意味でか……、ってのは言わぬが花か。くくっ」
―― 第二試合 ――
秋夜「花恋が華麗に負けたところで、さあ俺たちもやりますか」
皐月「勝てるのかい……?」
秋夜「ま、なるようになれですよ」
プロティン「先生のお手本は参考になるなぁw身内にも財布にも容赦しない攻撃だぁwじゃあ……!いこうかぁ!!」
プロティン「せっかくだから試させてもらうかぁ!」
▶プロティン リベンジャー
38ダメージ
皐月「危なっ!こっわ!!こっわ……!死ぬ死ぬ。今日加減モードなんだって」
秋夜「こわちか」
プロティン「まぁ、こんなものかぁw次は使いどころを見極める必要があるなぁ!」
皐月「さて、当てるのよ?――取り敢えず当てろ!」
秋夜「うぇい……。取り敢えずこれを食らえ!」
▶皐月 スリーベース
▶秋夜 通常攻撃[毒追加攻撃]
成功 23ダメージ
秋夜「こんなもんか。俺じゃ剣の扱いはダメだな」
プロティン「ハッハー!剣は軽いが!有効な攻撃手段だねぇ!流石男の子だぁ!」
彼岸「男の子なら正々堂々と毒なんて使わずに戦ってもらいたいですけどね」
秋夜「モテない人に言われてもノーダメージだし……!べ、別に気にしてないし……」
プロティン「んー!万策尽きたし!あとはいつも通りコレで戦うだけだ!」
棗「あいつはどうしてああも誰かにずけずけと言ってしまうんだろうな……」
彼岸「――――――――プロティンさーん!骨3本までオッケーですよー!」
▶プロティン 通常攻撃
成功 27ダメージ
[毒]42ダメージ
プロティン「今日も調子いいなぁ!ハッハー!」
秋夜「死ぬ……!死んじゃう……!はぁ……はぁ……」
皐月「殺られる前に殺れよ。ガンガンいこうぜ!」
秋夜「よっしゃ!」
▶秋夜 通常攻撃
[ガンガンいこうぜ]
成功 17ダメージ
秋夜「勝ちてえなぁ……いいところ見せたい」
プロティン「さっきより良くなってきてる!成長具合が男の子って感じだぁ!!!いいよぉ!!!」
▶プロティン リベンジャー
45ダメージ
[毒]38ダメージ
プロティン「苦しいか!壁は高かろう!その壁は崩落を待たず、お前に襲い掛かるだろう!崩れ落ちる瓦礫の礎となれ!ブロークンオレヤー!」
秋夜「やっぱ無理だったかぁ……残念だ」
プロティン「だが……見事だった!」
▶秋夜とプロティンは相討ちで両方倒れます。皐月はやれやれと言った顔で見てますね
皐月「はい私の一人勝ちー 誰か転がしておいてー」
棗「へいへい」
弥生「じゃあ第三回ー『人誑しとお花畑ちーむ』VS『お花畑の末路と絶賛お花畑中ちーむ』よ。燃やしたいわね」
―― 第三試合 ――
彼岸「私じゃなさそうですね……。――誰でしょうか」
幽雅「顔写真出てるんだからしらばっくれるのやめましょうよ……。僕も人を誑かせるほど交流してないですし」
奉「ことりお姉さん程お花畑じゃないとは思うんだけど……」
ことり「私そんなお花畑してないと思うんだ」
彼岸「というかあの顔写真いつ撮ったんですか!よりによって一番写真映りの悪いのを!」
弥生「この間よ。全く……、もみじも人の扱いが悪いというものよ。疲れたわ……」
幽雅「じゃあ、優しくしてくださいね……。僕もはじめてなので」
彼岸「あー……。えー……、うーん……。――うん、関わりたくないタイプですねこれ……」
▶彼岸 通常攻撃 幽雅
成功 17ダメージ
[スタートヒール]幽雅
32回復
▶鉄の爪が火を噴きながら幽雅の脇腹を掠めます。奉は祈るポーズをして、ふわっと浮かび上がり、緑色の光を放出して幽雅の身体を癒やしました
彼岸「いきますよッ!」
幽雅「むぅ……、危ない危ない。これくらいならまだ」
奉「大丈夫?回復するね?」
幽雅「ありがとうございます。まだ、戦えます」
彼岸「厄介ですね……」
ことり「んじゃあ私だね」
▶ことり 携帯小説朗読 幽雅
▶『もっと一緒にいたいな……』
『手、繋いでもいい?』
『君の声が聞きたくなったんだ』
『俺以外にその顔……見せるなよ?』
『ずっと一緒にいようね♡』
ことり「うっ恥ずかしい……」
花恋「なんてー!!!???聞こえなーい!!!」
ことり 「二度は読まない!!!!!!!!」
彼岸「これは……、エグい……」
ことり「こういうのって読む方もきついのに書く方はどんな気分で書いてるんだろうね……」
幽雅「なるほど……。デートの駆け引きとはそうするんですね……」
奉「感心しないでー」
幽雅「うぅん……。女性をたたくのは気が引けますので……、年功序列で!」
▶幽雅 クロスアサルト(通常攻撃に銃弾ダメージを2回追記した後、更に通常攻撃を行う)
通常攻撃
▶彼岸 回避判定
[カウンター[当て身投げ]]19ダメージ
[浸蝕毒(自分の現在ダメージ分を軽減不可固定ダメージで相手にも与える)]
19ダメージ
▶幽雅は杖と銃、剣を巧みに操り、連続ラッシュを仕掛けますが一瞬の隙を突かれ、彼岸に正拳突きをされます
彼岸 「――見えたッ!」
ことり「おお凄い……。彼岸さんって戦えたんですね」
彼岸「凄い失礼なことを言われてるッ……。――い、いや……、今までのことを思えば……うぐぐぐ」
幽雅「くぅ……。まだまだ!」
▶幽雅は杖で自分の腕に陰陽を描き、腕が黒ずんでいきます。地面につけると、赤黒い荊棘が彼岸を襲います
奉「あれ、自分の命削ってるんじゃ……」
彼岸「ぐっ……。な、何を……、し……!?」
幽雅「タダでは負けてあげませんよ……?毒を食らわば皿までです」
棗「な、痛い目見るって言っただろう」
彼岸「まあ、死んだら死んだでその時はその時…………、ですかね」
もみじ「訓練で死ぬ気かばかものー」
▶彼岸 回復薬G
[スタートヒール]幽雅
32回復
▶ことり プリンターガン
33ダメージ
奉「取り敢えず回復ですね」
彼岸 「全く……、嫌になりますね」
▶ことりはウインクまでして、片足を上げ、決めポーズをしています
ことり「よっしあんだけ恥ずかしい思いしたんだし思いっきりいくよ!!」
幽雅「うぅ……ことりお姉さんそれも結構恥ずかしいのでは……?」
▶幽雅は銃弾に倒れます
ことり「あまり言わないで……」
奉「降参しますー」
▶奉は杖を地面に落として、両腕を上げます
彼岸「なんでしょうか……、この何とも言えない気分は……。いや、勝ったは勝ったんですけど……」
ことり「勝ったのに何かもやもやする……」
弥生「醜い戦いだった……」
弥生「さて……、第四回は『脳筋』と『犯罪一歩手前』だな。お互い不祥事はやめてくれよ」
―― 第四試合 ――
夏水「子どもに言われるほど脳筋ではないぞ……」
桔梗「犯罪とは酷い言い方ですね」
桔梗「あまりお話したこともありませんが、夏水さんよろしくお願いします」
夏水「ああ。お手柔らかにな」
▶桔梗 早歌[其駒、其駒]
▶夏水 通常攻撃[全力攻撃、必中]
成功 28ダメージ[攻撃数追加]18ダメージ
▶夏水はピッケルをそのままぶん回します
桔梗「もう二度と、触れられないなら せめて最後に……♪」
夏水「よっしゃ!死ぬなよ……?」
桔梗「うっ……。こんなもんじゃ倒れませんよ」
棗「うわーあいつ大人げねー」
夏水「人のこと言えんのかお前……」
▶桔梗 早歌[朝倉、朝倉]
計30ダメージ
▶夏水 通常攻撃[全力攻撃]
▶桔梗 回避判定
ファンブル[精神15ダメージ]
22ダメージ[攻撃数追加]18ダメージ
桔梗「貴方に出会い、STAR輝いて、あたしが生まれて……愛すればこそ、Iあればこそ……♪」
夏水「歌で殴ってくるのずるくね?どうやってかわすんだよ」
夏水「まあいい!俺は殴るだけだ!死ぬなよ?」
桔梗「避けな……!?うっ……、頭痛が……。これじゃ避けれ……ッ!痛い……」
夏水「おいおい……。大丈夫かよ?あんなの3回も食らったら俺でもヤバイぜ?」
桔梗「はぁ……、はぁ。まだ、ここじゃ、ここで倒れちゃ、駄目だから」
▶桔梗 早歌[朝倉、朝倉]
計33ダメージ
桔梗「もし生まれ変わって また巡り会えるなら……その時も、きっと……♪」
夏水「歌はどうやって防ぐんだ……?耳を防げば……?ってダメじゃん聞いてるじゃん……」
▶夏水は気がつけば天井を見ていました。その光景を見て、自分が負けたと気づいたようですね
弥生「はい決着ー後は休憩しといてね」
桔梗「はぁ……、はぁ……。ありがとう……、ございました。先に失礼します」
夏水「しゃーねえ……。勝っていいとこ見せたかったんだが」
弥生「えー次、『ぜんせかいでいちばんうつくしくかっこいいきっさてんのますたーもみじさま』VS『ドロボウ猫』ですです。おたがいがんばれーつよいぞー」
―― 第五試合 ――
もみじ「なんて心のこもってない……」
桃風香「ドロボウ猫ってなに……?」
もみじ「気にしなくていいのよ。遠慮なくかかってきなさい」
桃風香「分かった!」
▶北森 時の鋭刃
21ダメージ
▶銃弾を魔法で加速させてもみじの胸を貫きます
もみじ「おっとー。強くなったね」
北森「そうだよ!いっぱい師匠に稽古つけてもらったから!」
もみじ「じゃあ棗くんも見ておくのよ?銃の使い方ってのはこうするのよ!」
▶もみじ ガンマンダンス(物理。7回攻撃)
▶北森 回避判定
4回避 計52ダメージ
▶もみじは踊るようにリロードと抜き射ちを繰り返します
桃風香「うわわわっ!?よ、避け……、いったーい!」
もみじ「ゴム弾だから大丈夫よ……って、あちゃージャムった。リロードリロード」
棗「ご高説、痛み入るね。乱れ撃つのは俺の趣味じゃないがな」
もみじ「まだまだ。これからよ」
桃風香「いっぱい撃つ……。けど避けれなくはない……だったら!」
▶北森 幻霧
▶もみじ ガンマンダンス
▶桃風香 回避判定
7回避
もみじ「考えたわね……じゃあギアを上げるわ」
桃風香「はぁ……、はぁ……。避けきった!」
もみじ「おーすごいすごい」
▶北森 時の鋭刃
16ダメージ
▶もみじに再び銃を当てると、もみじはくるくると回って倒れます
桃風香「今度はこっちの番だよ!」
もみじ「やーらーれーたー」
桃風香「やったー!」
彼岸「普通にあの子私より強いですよね……?」
紺野「おい!もみじの阿呆はいるか?非常事態だぞ!」
もみじ「おっと、どうしたの」
▶もみじはスッと立ち上がり、真剣な表情に変わります
紺野「それがな……、高校が化物に占領されてしまったみたいでな……。近づいた学生が校門でバタバタと倒れてるみたいなんだよ」
もみじ「えぇ……規模は?」
紺野「わからん……。戦えるやつは今から来てくれ。回復ならしよう」
▶紺野 コルセオヒール
364回復
▶紺野 イチジク草++
▶綾瀬 イチジク草++
プロティン「アー……ッ!なんだーい?もう夕飯の時間かぁい?私としてはもう少し寝ていてもよかったんだけどねぇ……」
紺野「今後を考えてこれくらいしか出来ないが……戦えるなら来てくれ」
プロティン「OK!OK!十分さぁ!緊急事態にベストコンディションなんてあるわけがないんだからねぇ!」
桔梗「私にできることがあるなら……」
彼岸「まあ、まだなんとかなりますが……。何があったんですか?」
紺野「事情はゆっくり話す。まずは休憩だ……。ボロボロじゃないか」
紺野「相手の総数は不明。学生服を着ているらしいが……。腕の数が4本になってるらしい」
プロティン「腕が4本?学生服?腕が4本用の学生服は本当に学生服なのかぁいw?」
ことり「お腹のところから突き出てるんじゃない?」
紺野「さぁ……、使い魔の報告だから詳しいことはなにも……」
棗「おし、こっちはこんなもんか」
▶綾瀬 自炊
成功
秋夜「美味しい……」
ことり「ありがとう」
プロティン「やっぱり訓練の後は美味しいごはんで力に変えなきゃね!ありがとう女神ことりぃ!いっただきまーす!」
彼岸「――――最近の子って料理上手なんですね……」
紺野「では、皐月。けが人の治療は頼むよ。僕は案内をしてからサポートに回る」
皐月「あいあい」
もみじ「私は?」
紺野「取敢えず伏菟野さんに報告。その後は灯風くん達とフォローに回ってくれ。――万が一があるかもしれない」
もみじ「はいはい……。嫌な仕事ねえ。5年前は向こう側だったのに」
弥生「十中八九、私狙いでしょ。ここで殺せば、私の存在なんて歴史の波に消えるわ」
皐月「それ、私も消えるから……。――絶対守るから」
――朱鷺森市 朱鷺森高校:校門前 PM15:00――
▶既に悪鬼に呑まれていますね。放課後の校門では学生がそこかしこで倒れています。その代わりに、腕が頭から生えて4本になった異形の化物が跋扈しています
ことり「うわっ何あれ」
プロティン「ッハー!なんだろうねぇ??個性的な生徒だねぇ、彼はw」
桃風香「腕がいっぱいある!すっごーい!」
▶校門の一部が壊れていました。無理やり通らせてもらったよ
▶棗綾瀬 回避判定
失敗 42ダメージ
成功
[棗:中京間畳]
棗「いってぇっ!?」
▶取敢えず教室の様子を見に来ます。部屋を埋め尽くすように異形の化け物が跋扈しており、逃げることを選びました
▶幽雅 早業
成功
▶彼岸ことり 回避判定
[彼岸:カウンター]
成功
失敗 28ダメージ
▶幽雅は弾幕を張りながら三角飛びをして怪物を一閃しました
彼岸「遅いッ!」
桃風香「ゆーがくん強ーい!」
幽雅「大丈夫ですかことりお姉さん」
ことり「いった!?大丈夫じゃない!大丈夫じゃないかも!」
▶後詰めを幽雅に任せ更に廊下を進んでいくと、教室側から氷の刃が大量に降り注いできます。怪物と区別なく撃ち込まれていますね。窓から上の階に上がることを決断しました
▶氷の刃 桔梗プロティン彼岸
15ダメージ
▶奉 サンクチュアリ
21回復
プロティン「ヒャッ!つめたぁ~い、やぁだーw」
奉「癒やしの力を!ハートレスサークル!」
彼岸「し……、死ぬかと思いました……」
桔梗「奉ちゃん、ありがとう。――――なんで私にくるかなぁ」
桃風香「みんな大丈夫ー?」
ことり「奉ちゃん大好き……」
奉「そういうのは秋夜お兄さんに言ってあげてくださいね……」
▶棗は机でバリケードを作りました。しばらくは氷の刃の猛攻からも耐えれると思います。
▶綾瀬 回復の草++
プロティン「お!ありがたいねぇ!更に元気の出る施しだぁ!ぃよっ!女神!コトリエルッ!」
ことり「ありがとうございます」
桔梗「ありがとう、ございます……」
彼岸「うーん……」
棗「北森、今のうちに渡しておく。使う機会があるかもしれんしな」
▶棗は自分の銃弾を桃風香に渡し、少し優しい顔をします
桃風香「おおー!ありがとう棗おじさん!」
棗「棗さんでいいぞ」
▶ゾンビ映画のように通路に異形の化け物が詰め込まれて逆に洪水のように雪崩込み、バリケードを破壊します。全力で逃げます
▶幽雅 早業
成功
▶彼岸ことり桃風香プロティン 回避判定
成功
失敗
失敗
放棄 25ダメージ
▶プロティン 集気法
14回復
▶幽雅は自分の腕に剣を思いっきり突き刺し、そのまま杖で魔法陣を書きます。荊棘が壁のように盾になりました
プロティン「あんっ……!でも!すとれっちぱうわああああ!!!」
幽雅「がっ……うぅ……、はぁ……。こんなところで僕は死ねないんだ」
▶異形の化け物がいないところを走り続けていると渡り廊下に出ました。壁を無理やり登ってきた化け物を蹴り落としながら進もう!
▶桃風香 幻霧
▶彼岸ことり棗プロティン桔梗 回避判定
成功
失敗
成功
失敗
失敗 26ダメージ
[プロティン:もこたんの羽]
▶奉 サンクチュアリ
20回復
▶桃風香は自分を何人も生み出し、撹乱しました
棗「!体がよく動いてくれる……。助かった北森」
桔梗「多い、避けきれない……。なんとか防がなきゃ!」
プロティン「えwちょっと多くなぁいwわ、わ、わ、わ、わアッーーーーー!!!」
奉「間に合って!ハートレスサークル!」
プロティン「――泥沼の底からでも蘇れ!『リビングプロテイン』!眠りの妨げ甚だしい超刺激のプロテイン!死んでる暇があったらトレーニングに打ち込め!ピンポン!常用は大変危険ですのでおやめくださいねぇw」
棗「死にかけたのがお前でホッとしたよったく」
プロティン「もうちょっと心配してくれてもよかったのにぃwあ、次は、無いからねぇw」
綾瀬「奉ちゃん大好き……」
奉「はぁ……。秋夜お兄さんにも素直になればいいのに……」
▶ことり 地図アプリ
▶地図によると、渡り廊下の裏に緊急用の避難経路があるらしい。近道が出来るようですね。用務員室でこっそり休憩できそうです。
桃風香「こんな風になってるんだー!」
▶桃風香はことりの肩に首を乗せ、体重をかけていますね
棗「そういうのは家でやれ……」
彼岸「流石に疲れてきましたね……」
桔梗「まだ、なんでしょうか……」
ことり「一応避難経路の方は敵が少ないみたい」
▶綾瀬 回復の草++
▶棗 イチジク草[薬の知識]
プロティン「助かるよぉwコトリエル!私まで君に首ったけになりそうさぁw」
ことり「はーー、なんで自分の学校なのにこんな大変な思いしてるんだろう……」
プロティン「おぉ!先生もありがとー!いやぁw持つべきものはやはり思いやりのある頼もしい仲間達ってことだよねぇw」
彼岸「後どのくらい抜ければいいのか……」
桔梗「けど、どんどんとリソースは減っていく。さっさと終わらせなきゃ、いつか、すり潰されますよ……」
幽雅「はぁ……、はぁ……」
棗「折角良い避難場所を見つけてくれたからな、綾瀬ちゃんが。やれることはしておく」
▶用務員室からこっそり怪物を見ると、階段の辺りにいっぱい湧いているようですね。何かありそうです。すり抜けることを選びました
▶彼岸ことりプロティン 回避判定
成功
失敗
失敗 31ダメージ
[プロティン:庇う]
[棗:庇う]
▶一瞬棗はことりの方を見ます
棗「ぐっ……、プロティン!」
プロティン「ッハー……!身体が動いたけど、正直ダメだと思ってたよぉw先生!ありがとう!!」
ことり「はえぇ……。とても申し訳ない……」
彼岸「危ないですね……。下手すれば死にますよ、アレ」
▶綾瀬 エクスポーション ヒーリングバレット
▶プロティン 集気法
14回復
▶パソコン室から化け物が出ているようですね。この周辺だけ赤い悪鬼に満たされ、場所が変質しています。パソコンのデスクトップから変質した場所に入れるようですね。後ろから紺野がやってきます
プロティン「女神コトリエルの備えが頼もしすぎるなぁw」
彼岸「アレが発生源ですか……」
紺野「追いつきましたか!!時間を稼ぎます!悪鬼に入るための準備をお願いします!」
幽雅「僕も手伝います!」
奉「わ、私も……!」
プロティン「襲い掛かって来ていたのが雑魚と仮定するならば、ここから先は文字通り地獄ってことだよねぇ。覚悟、要るんじゃなぁい?」
桔梗「他の人も限界が近い、さっさとキメないと……」
棗「オーナーの実験に付き合ったせいでえらく時間が掛かった気がするぜ。よっと」
プロティン「アレはアレでいい経験だったと思うよ、棗先生。でも、訓練と本番がセットになる日程は勘弁してほしかったけどねぇ」
――時代錯誤のルネサンス――
▶デスクトップの中に入ると、中世のような世界だった。古いローマのようなレンガ造りの街並みの真ん中に、迷彩服を着た明らかに異質な日本兵がポツンと立っています。赤い眼光を煌めかせ、大量の銃や刀を背中から引き抜きます
男「よく来たね。弥生は何処かな?あれを始末するために尖兵を送ったんだが……。まあいい、近寄る蝿は炙らないとね。――後は頼んだよ」
▶男はズボンのポケットに手を突っ込むと、歩いて去っていきます。ちらっと歯車が見えました。見えた瞬間、手前の赤い眼光の男が光景を塞ぐように手榴弾を投げます
彼岸「チッ、逃げましたか」
プロティン「よく見えなかったけど、今のだれだぁい?」
棗「ヤツは……。以前も見かけたことがある。その時もすぐ逃げられたが、あの時の事件も学校の校舎だった」
▶異質な兵士 砲雷撃滅(全体混成攻撃:陽8d9)
十字斬(時 通常攻撃2回) 桔梗
▶桔梗 回避判定
16ダメージ
失敗34ダメージ
▶兵士は手榴弾や古そうな銃を連射しつつ剣を振りかぶり、剣圧を飛ばしてきます
桔梗「きゃぁああああ!」
プロティン「集中してる所に砲撃、当然だよねぇ。ハッハー」
▶彼岸 観察力
成功
▶棗 通常攻撃[麻痺追加攻撃]
成功 10ダメージ
彼岸「出来るだけ早く倒したいところですが……」
棗「好きに動かれると厄介だな、搦め手で!」
桔梗「今は守らなきゃ。私がやるんだ……!」
▶桔梗 早歌[千歳、千歳]
▶プロティン 威圧
集気法
17回復
桔梗「キラキラ輝くこの世界はまるで 何度も巡った おとぎ話みたい♪」
プロティン「我らが得物は鮮血の滴る剣!鈍重な刃の切っ先は貴様の首を指している!鈍く刺さり肉を裂かれる様に恐怖せよ!進め!刈り取れ!蹂躙せよ!!!」
桃風香「落ち着いて……」
▶桃風香 通常攻撃
成功 7ダメージ
北森「よし!当たった!」
綾瀬「よっしゃ行くよ行きますよ!とっておき!!」
▶綾瀬 カエンタケ汁
[異常無視:全て]
▶異質な兵士 砲雷撃戦
十字斬 ことり
▶ことり 回避判定
0ダメージ
失敗 32ダメージ
▶彼岸 集気法
15回復
▶棗 通常攻撃[麻痺追加攻撃]
成功 8ダメージ
▶桔梗 早歌[朝倉、朝倉]
計14ダメージ
▶桃風香 時の鋭刃
14ダメージ
▶プロティン 通常攻撃
成功 10ダメージ
ことり「ダメでした……」
彼岸「はぁっ……!――これで少しはマシになりましたね」
棗「チャンスは活かす……。後はこじ開けられれば」
桔梗「信じることは怖くない。仮初の魔法の中ー♪」
桃風香「は、弾かれるー!」
プロティン「っ!しょっぱい当たりだが確実に肉は裂く」
▶ことり エクスポーション 早歌[其駒、其駒]
綾瀬「受け取って!」
桔梗「それをさっき……!」
▶異質な兵士 砲雷撃戦 バンザイ撃滅(物理必中。通常攻撃)
十字斬
▶プロティン 回避判定
0ダメージ
22ダメージ
失敗 16ダメージ
▶更に激しく銃や剣圧を飛ばしますが、プロティンが剣を受け止めます
プロティン「ハッハッハー!なんだぁいそれはぁ?遊びたいのかぁい??」
棗「さっきから俺の攻撃が無駄になっていくのを見るのは、何とも言えんな」
桔梗「この程度なら……問題ない、いける!」
▶彼岸 通常攻撃
ファンブル[男体化]
▶185cm近くに伸び、誰が見てもイケメンと言えるようになりました。ただ、元の身長が高めな為、ギリギリ男装で誤魔化せそうです。
彼岸「げほっ!げほっ…………!?ちょっ、一体何処からこんな煙……。――ん?あれ?何か違和感が……?」
棗「――見覚えのある光景だな」
プロティン「彼岸ちゃ……!………………さん。――だ、大丈夫かい?」
ことり「なんというか……、最近多いですね……」
彼岸「――な、な、な、なんですかこれはッ……!なんで私までこんな目に……、うぐぐぐ……」
▶棗 通常攻撃
成功 22ダメージ
▶棗が跳弾で誘導をかけ、彼岸の致命的な隙をフォローし、桃風香が移動阻害をしたところに、棗が正面から兵士の頭を撃ち抜きました
棗「……ったく。飽き飽きな展開だ……。――――いい加減眠れ、地の底でな」
▶時代感を逸脱した歪な兵士は、どこか幸せそうな顔で床に倒れ伏した。空間が崩れ去るのを確認して、一同は脱出した
――朱鷺森市 朱鷺森高校:パソコン室 PM18:00――
▶戻ってくると、元の学校に戻っています
紺野「お疲れ様。化物も消えたし、やってくれたようだね」
奉「ふぅ……ふぅ……」
彼岸「ひぃっ……!つ、ついてるぅぅ……。――な、なんでこんな事にぃ……。うううう……」
棗「まぁな。そっちも何とかなったようで何よりだ」
幽雅「頑張りました!!僕、今までよりもっと強くなった気がします!!!」
桔梗「疲れた……。いつもよりも、ずっと疲れた気がする……」
プロティン「ハッハー、今回は結構堪えたねぇwせんせっ!」
棗「全くだ。次は俺も庇えるか分からんぞ」
幽雅「ええと……。また知らない人が増えてますが……、もう慣れましたね……」
ことり「かわいそうだからあまり触れないであげて……」
桃風香「あ、ゆーが君だ!おつかれー!」
幽雅「お疲れ様。桃風香さんもお疲れ様です」
紺野「不法侵入とかの色々はこっちがなんとかしておこう。今日は疲れただろう。もみじが宴会を用意しているそうだから、行ってあげてくれ」
桔梗「宴会……、あんまり出たいって気分じゃないなぁ」
奉「しんどいときほど息抜きは大事ですよ。私もセンセニウムを摂取して乗り切りましたし」
彼岸「うわーん!宴会どころじゃないですよー!どうすればいいんですかこんなのー!」
▶彼岸は警察帽を思いっきり床に叩きつけます
棗「顔だけ出しておけ。形だけでもオーナーを立てるためにな」
プロティン「無理にでも出れば気分も晴れるさ!辛い時こそ無理にでも笑え!だよっ!」
桔梗「そういうなら……。――はい」
紺野「センセニウム……?ま、まあいい。取り敢えず当座のボーナスらしい。受け取ってもらえるかな?」
▶100万は入っていそうな分厚い封筒を全員に渡します
桃風香「えへへー、今日は頑張ったんだよー!」
彼岸 「ううう……。あんまりですよ……そりゃあ女っぽくないかもしれないですけど、だからって男になりたいわけじゃないんですから……。――うぐっ、ひぐっ……」
プロティン「エーっと……、彼岸……さん?まぁほら!初めての事には誰だって戸惑ったりするものだよ!大事なのはこれからのことさっ!男としてなら先輩として楽しい人生の送り方ぐらい、ご教授できるよぉ??ハッハw」
ことり「とりあえず……帰りましょう。彼岸さんはつよくいきて……」
▶宴会の準備に取り掛かり始めた頃、紺野はまだ高校で調査を続けているようですね
灯風「紺野さん。やっぱあいつ逃げてますね。痕跡もしっかり消えてます」
紺野「うーんそうか……。ラウラくん、検死の方はどうだい?」
ラウラ「こ、これは……!」
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