第6話 三人からの依頼

 「おど~」

 「やあ、やっと…」

 「えぇ⁉」

 

 目の前にはひび割れた木製のドア。

 外からの聖なる光は、すでにまぶしい。

 強烈だや。えと、不適応によるものかもしれない。

 絶対になのてす。ふむふむ、自慢するぜ。

 そう考えていたら、悪くないおほ。自慢た、えへ。

 

 ブぞ―――!!!

 

 イい! やばいた、やあ!

 どうしよう。そうた、どうしても避けやあ。

 あれ…あれあれ。このままや間に合わないよ。

 何を言ってるんだ。えいやいや、僕はた。

 お…えへへ。ここた、お前た決して。

 急に慌てて、道の端たの岩に避けど、様子をうかがった。

 まあ、飾りでもないね。この岩が。

 う、彼らですか?

 

 「えや、ここの木製のドアを破壊するねあの?」

 「まじあなた知えてるの?」

 「それでは、このドアらは骨董品こつとうひんだろ」

 「わいぇ、俺はわからないよこのドア」

 「あの…破壊力は恐ろしいね」

 「ああ、あの隕石か…」

 「聞いたことあるかあの伝説?」

 「伝説? まじが…あれ嘘ばかよね」

 「伝説? 初めて聴きえよ。それは、何の?」

 「あれは…」

 

 この前に、忘れて紹介ここにてある。

 ごっ前の週、森の上空は曇ってきなた。

 それで全然違うな赤い物体が高速で移動しているよう、てぇ人目を引くね。

 あれはあれは、うふ。

 そよたけね、大きな火の玉が落ちてきた場所は、ウスリアルは国境限こっきょうげんを管轄している。

 はげらしい破壊音はかいおんは、きぜ近くにあるものすべてを刺激しげきする。

 て、そよからだてよかたは、みな冒険者協會に仕事を提供した。

 あや、先のウスリアルを言及されて何か。

 ウスリアルぇ、一つ西洋な邦のようにみてあるて。

 しがたないよ。たてウスリアルちよつとね。

 まあ、僕行ったことがないう。


 前と一ヶ週め。

 空中的くうちゅうてっきなふりあふりあきぞ、僕たよ。

 あっは? ふりあふりあ、ぷなれたたむ驚きの声なんかて。

 もや、この世に來るのは大変ですねなけどなえ。

 見知らぬ城の辺をすり抜け、そのまま状態て穴に入る。

 そ、僕っは意識不明の状態に入ることぜに成功しだった。

 珍しいな、この人でなしね。

 まあ、仕事た仕事た。何地何時なにちもなにときも同じなるぜ。

 ロビーの順序も推測できるな。

 高い所から低い所へ。

 とさだ、足踏タイル同士みの距離は、比例して高い。

 て、地位も違うこどなる。

 

 今の国王れとして、て元気とした精神なにない。

 この時は、国王な実はホームばいでもある。

 「ふ~フクスラ伯爵ぁ」

 「え、城民しろみん所得の問題あえ」

 「ああ、だけが解決とかしろあ」

 「お、會議を開く必要がありそうだ」

 「うむ、確かに」

 

 転勤が避けらないになりそうだ。

 フクスラ伯爵が、彼なら力になれるはずだぞ。

 あやっ、忘れた。あの火の玉なる。

 あと火の玉できごと個人的に話し合うなて。

 え、変な感じでかなてまだ待てここな。

 

 「う…それて良いよ」

 「ああ、良いよね本当」

 「ね、どうぞ言えがみろ」

 

 はんっ、気づかれたか?

 ならば言ってみろたぜ。

 こ奴は知らないてありえないたど。

 なぜなら僕たて、あの何の分かにない。

 

 「えつと、実は一つ火の玉を領域内に落下する」

 「まさかまさか、あなたは週囲に気を配ることできるね」

 「ありがとう、あなたのお心遣い」

 「あぁいえ、どれくらいの大きさなのかあれは?」

 「大きさなのか、測ってないね」

 「そが、じゃすぐにスタッフを募集し行きだ」

 「分かにないた」


 きつと言って出してるたぜ。

 いイ、さきの話を出から誰れ。

 おやれ、この些細ささいどうでもいい。

 會議が、何かできるはずだげ。

 ああ、火の玉の事。て、俺れ心配することはないぞ。

 「君から、あなた本気か」

 「まあ、所得の問題ぇ」

 「城民なか? 君は優しいね」

 「優しいか? 冗談だね」

 「いいえ、今の城民確かに所得のことが気になる」

 「ああ、僕もてす」

 

 そ、すでにを決定されてろ。

 本当に素晴らしいね、さすが俺だ。

 後き、時な久りみんして、しりがむずむずしてきた。

 あぁかつ、毎日楽しみないよ。

 て、事実らて。このあいつは、じじいもたてよ。

 火の玉ノ事が目に見えて上り、常識っ道理的なる。

 やあ、これからすげえなるね。

 え、みなから知ってるか?ありえないぞ、あほがお俺。

 グツグツという徒歩音とほおんが辺りに響きある。

 あの人は誰が。えっ、高齢のせい引きか?

 ああ、絶対から冗談だよ。何と言っても、今まで生きてるぜ。

 ヤエゾ、あのガヤナフコ男爵は本当に面倒とくせな。

 何の會議たあぁ。予測にけかよれやに。

 あれ、その人は新人が。

 こ、こあいつ何かをしたがる。

 

 「え、先からおうおう

 「あぁぁ、何かあん」

 「俺、いいえ。僕からさき見えて大きい 火の玉てした」

 「わいぇ、まじ?」

 「えつと、分かにないね」

 「ぇて、お前たさきの振動は一体どうし何故なら」

 「う…無理たけと説明してあげる」

 「な、早く言えるねよ」

 「おんあ、簡単に言えばさっきのことだ」

 「しィ、さっきのこと何か。ごめんごめん」

 

 わいわい、あの何から火の玉ノ事嘘でしょなの?

 なろほと、だと気付いたんだ。

 えや、本当に時間を選ばない、急によう。

 ちょうど一つ兵士が小さなことを処理しせめてある。

 それて、冗談ないこの兵士が毎日しているトイレに行く。

 て、我慢できないなお。

 

 「よお、新人ですか」

 「あなたは誰?」

 「気にするな」

 「て、兵士よ、便祕のような顔をね。一体どした」

 「便祕のような顔…僕てがまんできないよ」

 「は? 何のがまんできないの?」

 「確て、事実たこぞ」

 「分かてない、てもいいよ」

 「失礼します」

 「うむ…」

 

 急げ急げ、ママだ。

 て、僕何と言えるな。

 ふんえ、はあれだ。

 ダメよ、耐え忍ぶの我慢できないから。

 あぁ、無理なここたよ。ても、習慣持病が再発した。

 そ、この兵士は奇抜な考えてした。

 呆然ぼうぜんった事態じたいが起こったぞ。

 えへ、ここた。大変による豪華なトイレ見つけたぜ。

 て、さきの。完全に尿意にとらえられていたねぜ。

 この兵士は不器用ら、このトイレに込かっての。

 その前に、首を外にして見る。

 

 「よくやった、トイレが万歳よ」

 「あ、あれが…気持ちいいぇ」

 「あやてわ、どうして急に話したくなったの」

 「そうた、気持ちやあ」

 「楽しいお、楽しいよ、楽しいや」

 「おぉ、あと楽しいぜ」

 

 ひどい音がドア越しに伝わってくる

 こいつの気持ち悪い響きだめや。

 ガヤナフコ男爵の部屋はここを通った先にあるよ。

 この時、ガヤナフコな通ったました。

 え、この声おかしいな。

 何してグツグツなの?

  

 「わい、お前。お前はさきの兵士てか?」

 「えいいイ、ガヤナフコ男爵てか?」

 「信じられないよ」

 「本当たよ」

 「てが、本物ろに退屈なのか」

 「いやいや」

 「おほ、なあなたに任務を任せましょう」

 「いえいえ、えと実は退屈ではなかったよ」

 

 やあ、もう一つ怠け者たよが。おやまた新人てすよ。

 こいつ、まさかあの様が専ら怠け者を捕らえぜこ。

 けえ……専ら怠け者を捕らえる俺は、ガキよ。

 いやいや、私には私の理由があるぜ。

 相手は目を細め、不気味な笑みを浮かべたぜ。

 て、びっしょり汗をかいたぞ。

 

 「はあ…」

 「待て!」

 「何が? ようくすぎる激なの」

 「ああ、ごめなさい」

 「へへ、いいことた」

 「え、まじ。てが、俺の一つ任務はお前を任せる」

 「は? 任務か?」

 

 まさか、僕の昇進の日がやってきたあぁ。

 えへーえへーへへへへへへ。てもが、僕は何もしてないよや。

 こんないいことがあるなんて、おかしいな。

 もしかしで、任務な地獄だろう。

 はえ、こいつ深く考え遅いなので。

 

 「特殊任務ですよ」

 「おお、俺に任せろ」

 「さすが兵士た」

 

 そして…

 

 東通り

 冒険者ギルド

 冒険者協會はギルドの会長が共同で建てたものだ。

 中立に属するな。簡単に言えば、雇用関係なるね。

 しかし、違うんです。ギルドメンバーの権利は変わらない。

 言い換えれば、いつでも離れでき、いつでも加入できる。

 以上です。

 

 ドアを押する。

 人が多いから、だから黒い塊のようだ。

 髪の色が違うし、携行する武器もさまざまだ。

 入ってきたときこのようす明らか。

 はっきり言って新人だろうである。

 みんなどうしたんだろう、じっとこいつをるよ。

 いイ、ジロジロ見てい? てち言えばちんとクールなイケメンに惹かれめげね。

 

 な:銃、剣、弓、盾、鎌、刺爪。て、視線だからのとおりに。

 こいつなキョロキョロいつまでな。

 ふむ、一人だろうね。

 この人何故かこんなにかっこいいの?

 あや、やっぱりここに気持ち悪いよ。

 け…恐らくおじさんの鬱病うつびようがまた発作を起こしたろう。

 ドアの外に置いておくほどでもないだろう。雑草じゃあるまいし。

 ギルドの連中にまともな人間がいないとはなぜ。

 

 「えと、ちょっとしたトラブルね」

 「トラブル? わいぇ、いけるのかな?」

 「まあ…」

 「私ものた」

 「あぁ、お願いげ勘弁してよ」

 「いらっしゃいませ」

 「は?」

 

 おほ、ようやく見つけた。

 よかたやるぜ。

 イ、誰が。

 新しい動靜き起こっの?

 それまで、会長もにみんな同じよう。

 だあ! 脳に問題があるが。

 

 「では、はっきりと行動してください」

 「行動? 冗談だろよ」

 「いえ、本当です」

 「やあ、しがたないぜ」

 「いえいえ」

 「な、お邪魔します」

 「どぞ」

 「え、何の『どぞ』意味分かにないよ」

 「うむ」

 「おお、はい」

 

 まさかなろうよ。

 わいわい、聞き間違いでなかった。

 なが、言えない気持ちね。

 良いよ、自国語なのて素晴らしいぜ。

 なんたよ!わい、冒険者ぼうけんしゃになるんだよ。

 確かに、しなけいい。ても、このかいいよの?

 ぁぁぁぁぁあ、また好きるねだ。

 

 「といったねー」

 「あは?」

 「押しつけさないでよ」

 「分かた分かた」

 

 先の前にこの二人な壁に耳を寄せて聞いた。

 ああ、決まったことだし、そろそろ時間だく。

 よい。だけどそろそろなぜ。

 

 「いいよ、あなたら」

 「そが、ありがとう」

 「ありがとう」

 「うん、さて一緒に冒険者ぼうけんしゃになるぜ」

 「まじお前。まあ、よくやった」

 「お、友達なの?」

 「え…うむ」

 

 その後、冒険者を申請中。

 手付金一百シルバーが必要です。

 與算は合計三百銀貨。

 て、三人はブロンズのペンダントを手に入れた。

 ぞや正式に冒険者ぼうけんしゃになった。

 ああ、高いあるな。

 しかし、これか必要てある。

 よい、それじゃ完成よ。

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