絶望


森のシャケが全員集合した

パネルを持った山田君のオムツ替えが

肉屋のぼかした陰部によって

完全に透けまくっていて

路地裏に潜んだ初恋の予感が

滅多刺しにされうつ伏せで死ぬ

「あーあ」

そんな感想、以外に何も無い

きみはややぽっちゃりめの脱臼小娘だった

いいねが溢れて端から零れ落ちていた

肩をぷらんと風に揺らしながら国旗を振っていた

クリスマスイルミネーションに高らかに磔された

交差点でパウダーを舐めれば懲戒免職まったなしだった

そこでエピソードワンは終了

エピソードツーは胡麻塩の買い物

罪と抜群なスタイルでまさかりを担いだニート

それがきみだった

無料動画に咽び泣く夜

くるぶしだけがニュータイプへと突入

やったねもどきが本体の三分の二をも支配した

市民プールでブラックバスが飛び跳ねて

内閣総理大臣による放尿天国が実現された

マヨネーズで味付けされた絶望が

おれの頭蓋骨の中いっぱいに広がっていくのをじんわりと感じていた


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