詩人やめようぜ


気持ちの悪い連中ばかりだな

詩を書いてる奴なんてさ

鏡を知らないオランウータン共だよ

いい気なもんさ

おれがお前なら青酸カリ飲み干してるけど

お前はおれではないので長生きを志した

もし現実に入れ替わったら

多分こんな文章を書いてるおれなんかには

死んでもなりたくないと思うだろうね

不思議だね

詩人

どうにもならない

「一部を見て全体を否定するな」

そうお前はおれに言う

つまり

何処かにまともな奴が残ってるって言うのか?

そいつは一体、誰なんだ?

お前?

完全に狂ってるな

それをどう説明してやったら良いものか

底無し沼の上に高層ビルディングを建てようとするような計画

お前は人類だった

そしてお前のお肌はすべすべだった

夕食はコンビニのナポリタンを温めて食べることが可能だった

だがお前は詩人だった

失格だ


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る