クリスマス
雲が空いっぱいに広がっていて
わたしたちからは
またしても星が見えない
見えないだけなら未だしも
存在しないように思えるのは
わたしだけ?
永遠に続くようなこの暗闇の中で
永遠なんて軽はずみに口にするものではないのかも知れないけど
でも
今のこの状態がこれから先ずっと続くなら
わたしは永遠って使ってもいいような気がするんだ
「永遠に、あなたを愛している」
それは嘘ではないよ
チンパンジーの群れがやって来て
テーブルの上のクリスマスケーキを徹底的にひっくり返して行った
わたしとあなたは顔を見合わせ笑った
「あいつら射殺しよっか?」
「………うん」
照れ笑いして二人の愛がさらに深まる予感がしたそんなクリスマスの夜だった
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