追加攻撃


死体に

追加攻撃を与えることにした

おれの意思だ

きみの意思ではない

ましてやポテトチップスからの命令なんかではない

右から左へと駆け抜ける衝撃に

死体はもはや物質であることを保てない

そしてその死体はお前だった

自己紹介なんて必要無い

何故ならお前はもう死んでいて

この世界の用済みだったから

そのような極めて明快な答えに頷く他無い

「ああそうですか」

お前は言った

「そうなんですよ」

おれは言った

それでおしまいだ

何もかもを放ったらかしにして

一秒でも早くさよならすることをおすすめするよ

何故ならこの世界は下らない

冷蔵庫に喧嘩をふっかけたら全自動爆破装置を作動させてシュークリームと一緒に全方向に飛び散ろう


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