その四 お茶の間はその話題でもちきりだぜ
昨日、お昼のニュースで女性キャスターが急に私のことを話し始めた。
どうやら、その日の朝の私の行動が見られていたらしい。
自分でも愚かな振る舞いだったと反省していたところだったが、他人がそれを許可なく話しているのを見ると腹が立つ。
そこで翌日の朝、私はとてもテレビで言えないような筆舌に尽くしがたい破廉恥な行為に及んでみた。
すると、お昼のニュースでかの女性キャスターは――顔を赤らめ、目の端に涙を浮かべながら、何も言えなくなってしまった。
やはり、見られていたのだな。
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