存命を帰す言葉



愛してくれない人を

愛してしまうのだ

どうしても愛してほしいのに

いっそ絶望的なまでにその人は

愛してくれない


貴方の嫌いな傷が腕にある

貴方が嫌いな思考が頭にある


最上を欲しいままにする貴方は

どうせなら最下も味わえばよかったのだ

そうすれば私を見てくれただろう?


だけれどそれは

自分を見ることに等しかったから

貴方は私を透過する

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