第24話 獏(ばく) ―目覚め―
楽しかった夢の世界。
いろんな世界を見て歩いて、
幾百の想いと出会った。
自分もそんな楽しい世界を創りたくて、
世界を創った人と話したくて、
そうやって、自分だけのお話を書いた。
現実から目を背けて、夢の世界に生きている。
夢の世界は楽しくて、
現実は悲しくて、
そして苦しくて、厳しくて。
夢を食べて生きていたい。
そんな風に、世界から目を背けて生きて、
いろんなことをごまかしていた。
夢だけで生きることが辛くなっても、
そこにしがみついてた。
楽しくて始めた世界が、
いつのまにか苦しくなってた。
そして目覚める。
このままではダメだと感じて、
夢の世界から離れたり、
舞い戻ったりを繰り返す。
片方だけでは生きられないんだ。
だから、
現実でも楽しく生きられるように。
そして、
夢でも頑張っていけるように。
がんばってみよう。
そうして一歩を踏み出した。
夢と現実の狭間で、漂うのではなく、
両方の世界を見て、
しっかりと地を踏みしめて歩くことを考える。
きっと、夢を食べて生きたいと思っていた時は、
いつかは移り変わってゆくのだろう。
でも、今はがんばってすすむ。
だって夢は見るためだけじゃなく、
夢は叶えるためにあるのだから。
だから…、
またね!
夢の世界へ、
きっとまた来るから!
-つぶやき-
創作ですよ。
自分からの、最期のあいさつではありません(笑)
すこし前に、最近見なくなっていた人に気づいて、
リアルの世界へ戻ったのかな?と、
そんな風に思ったことを詩みたいに書いてみたのでした。
その人は、今はまた戻ってきて元気に書いております。
そんなこんなで投稿せずにいたものですが、
思い立って公開してみました。
旅立ちの決意、その気持ちはちょっと美しい。
そんなイメージで書いてみたものです。
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