世界一嫌いな貴方に贈る、最初で最後のラブレター
紗夜
プロローグ
今日も始まる、ありふれた一日。本屋の目の前を通りかかった1人の男。誰かとの待ち合わせだろうか。時計をちらちらと確認している。その男の目線の先に、1冊の小説が置かれていた。
ー甘酸っぱいノンフィクション小説ー
本の帯にはこう書いてあった。その男は、その本を取ると近くの椅子に腰掛け、表紙をめくる。作者名を見て、どこかを見つめるように遠くを見ると、再び本に視線を戻す。時計を確認しつつ、冒頭を読み、思わず吹き出しそうになった男。それでも、本から目を離すことは無く、読み進めて行った。時々微笑み、そして目に涙を浮かべていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます