第2フレット
「そんなことがあってだな、そのあとは国内で戦争が起こり、反乱者が勝って今の王になったんだ。」
1時間目の前のHRに僕はまりもにそう教えていた。
まりもは絶対に家で勉強をしない。
それでいて常にテストはトップだ。
うらやましい。
初めて歴史の授業があったのでオリエンテーションのついでの宿題だったのだ。
さすがにまりもでも知らないことがあったらしい。
「さすがしぶやん!あったまいい!」
「嫌味にしか聞こえん。」
そんなことを話しているとチャイムが鳴った。
席はあまり離れていないのだが怒られたくないので僕は席に座る。
さて。ここで読者の皆様に質問をしたい。
チャイムが鳴ったあと、先生が入ってこなかったらどうするべきなのか。
僕はありきたりであるが間違いのないはずだった行動をとったのだ。
そう。間違いのないはずの・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます