第1フレット

さて。僕は自己紹介をするべきだろう。

渋谷 刻

都内の私立高校在学中の一般的な高校1年生である。

小学校をバカしながら卒業して中学校もたまたま少し勉強ができた。

今では後悔しているが多少偏差値の高い高校に入ってしまったのだ。

もしもこの小説を読んでいる受験生、受験に興味がある人はよく考えるべきだと思う。

うん。目先の得を取るべきじゃなかった。

まあ彼女も来たことだ。こんな暗い話はおいておこうか。

「しぶやん!お待たせー!」

こいつは僕の彼女、

原田 まりも

何を思ったのか僕に告白してきたのだ。

こいつは何を考えているのかまったくわからん。

特にしぶやんってなんだ。結婚したらお前もしぶやんだぞ。

「ねー。しぶやん宿題やった?」

やらないわけがなかろう。

今日の宿題は僕の得意教科だ。

歴史。それも231年前の。

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