☆ここまでのキャラクター登場人物まとめ☆








・如月 暮人


 中肉中背、黒髪ツンツンな高校二年生の男子学生。クラス内では周囲には無関心気味で、17歳。小学生高学年の頃に両親が飛行機事故で亡くなって以来、妹の小梅と二人でこれまで過ごしてきた。幸いにも近所に住んでいる幼馴染とも交流があり、両親が残した莫大な遺産により生活に不自由はないが、成人に満たないのでそれらすべては後見人である母方の祖父母に管理して貰っている。生活に必要な金額を十分仕送りして貰っているが、将来の為に食費など節約するように心がけている。


 小梅の将来を想って学業に専念して貰う為に高校の部活にも入らずに炊事洗濯掃除などの家事をすべて請け負っているが、それらを負担に思ったりなどしていない。むしろ大切なたった一人の妹である小梅の為ならばどんなつらい事でも耐えることが出来るシスコン。


 幼少期の頃から何故か怪我だけはせずに過ごしてきたことに疑問を感じていたが、高校入学時に接触してきた聖梨華により自身が『回避の勇者』と知り氷解する。しかし、それが彼女に命を狙われる生活の始まりだったと気が付いたのは数日後。死の運命からの怒涛の回避生活が幕を開ける。







・瀧水 美雪


 暮人の幼馴染で高校二年生の女子学生。16歳。茶色のロングヘアが特徴的で高校内で、本人は自覚していないが上位に誇る美貌を持つ。暮人とは同じクラスで昼食や移動教室、登下校など一緒にいる事が多い。暮人とは幼稚園の頃から一緒で、真に暮人を想って行動できる人物でヒロインの一人。暮人には内緒だが、妹である小梅とは彼に他の女を近づけさせないように協力関係を結んでいる。


 真面目で視野が広く、相手を気遣うことの出来る優しく明るい性格。帰宅部の暮人とは異なり弓道部に所属しており、その腕前は三年生にも劣らない。暮人に対して好意を抱いているが、それが暮人に悟られない様になんでも無いように振る舞う癖がある。クラスの全員とは関係が良好だが、暮人に近づこうとしている女子に対してさり気なく笑顔という名の威圧を放つ場合がある。

 初めは聖梨華が暮人の命を度々狙うという事で警戒していたが、何度も暮人が『回避』する場面を見る事で今では安心している。

 因みに最近では暮人の命を何度も狙っていた聖梨華が彼に急接近する様子を見て、ひとまず静観している(念の為、彼女の行動に釘を刺している)。







・氷石 聖梨華


 暮人のクラスメイトであるボブカットに切り揃えた水色の髪を持つ美少女。成績優秀、眉目秀麗、スポーツ万能といった完璧さを誇る為、彼女の美貌も合わさってか学校中から『女神』と呼ばれている。ヒロイン。

 しかし実はその正体は異世界を管理する本物の女神。年齢不詳。その世界はファンタジーの世界観で魔王が人々を苦しめているとの事。自分の世界に存在する勇者が一人足りないと気が付き、その人物を聖梨華の管理する世界へ転生させる為に神友である天照に頼み込んで地球にやって来た。

 転生させる方法というのが殺す事。


 これまで入学時から何回も暮人の命を狙っているのだが暮人が『回避』の特性を持っているためことごとく失敗している。

 最近では事故とはいえ暮人に助けられたのをきっかけに、彼に対する思いが変わりつつある(本人はその感情に気が付いてはいない)。

 抹茶系の食べ物が好き。







・如月 小梅


 如月暮人の妹。13歳。黒髪でアシンメトリーの髪型をした中学二年生の女子生徒。女子バレーボール部に所属している。中学校では表情の変化は見られないが、暮人がいる前では表情が柔らかくなる。兄の為ならば全てを捧げても良いと思っているブラコン。兄の事となるとヤンデレになる傾向があり兄に近づく女性に対しては少々攻撃的。


 自宅に来た聖梨華の正体は知られていないのだが、このままだとまずい、と彼女の第六感が警報を鳴らしているらしい。







・天照ちゃん


 地球を管理する女神。太らない体質を持つ。どうやら聖梨華同様暮人の命を狙ったときがあるらしいのだが、彼の特性に苦しめられ「死んでくれない………」と聖梨華に思わず嘆いた。聖梨華とは仲が良いが地球を管理する真の調停者として、ダメなものはダメと彼女をきっちりと叱りつける事を忘れない。聖梨華によると穏やかな性格らしいのだがキレると怖いらしい。

 聖梨華が異世界のモノを呼び寄せようとした際、百均のナイフを差し替えている。今後登場するかは謎。







・アルテミス


 月の女神で神女子会のメンバーの一人。スイーツバイキングに行った際に聖梨華に対したくさん食べるようけしかけた張本人。なお本人に自覚はない。太らない体質を持つ。今後登場するかは謎。






・フォルトゥナ


 運命の女神で神女子会のメンバーの一人。太らない体質を持つ。今後登場するかは謎。




 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る