アイテムボックスで異世界蹂躙~ただし、それ以外のチートはない~
PENGUIN
アイテムボックスで戦争蹂躙偏
よくある『気付いたら異世界だった』ってやつ
―アイテムボックス―
それは空中に謎の黒い空間が現れ、その中に手を入れアイテムを出し入れできる亜空間の収納空間である
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ここが異世界だと思う。
何故って?そりゃ目の前にゴブリンが4匹いるからだ。
ー数時間前ー
「こ、ここは…」
見渡す限り木々や植物が生い茂っていて、そこら辺に見たこともない虫や小動物がいる。
(森の中だな完全に)
「俺は………!いや、そんなことより!」
今までどこで何をしていたかを思い出そうとしたら気付いてしまった。
あることに。
(俺、アイテムボックスが使える!)
そう…、アイテムボックスが使えることに気づいてしまった。
そして数時間程アイテムボックスの使い方を研究していて、なんか腹減ったなーとか呑気なこと考えてたら今俺のいる場所が森の中だったことを思い出した。
「え?ヤバくね?食いもんどーすんだ?」
ステータスとか見れないし、魔法も使えない、筋力も前いた世界の時と同じのようだがアイテムボックスの使い方はだいたい解った。
食料を探しに行こうかと思った矢先、茂みの中からゴブリンが4匹現れた。
「お、ゴブリンか。」
一番手前にいるゴブリンは血のついた刃こぼれしている短剣を片手に持っていて、その後ろにいるゴブリン2匹は棍棒を持っていて、さらにその後ろのゴブリンは血まみれのモルモットのような小動物のしっぽを掴んでいた。
「グギャギャ!」
汚い鳴き声をあげながら短剣を持ったゴブリンが突っ込んできた。
棍棒を持ったゴブリン2匹も遅れて棍棒を振り上げながら走ってくる。
「早速、さっき考えたアイテムボックスの使い方を試してみるか」
不思議とワクワクしていた。
(何故だろう?怖くない。喧嘩もしたことないし格闘技とかやってた訳じゃないのにな。)
恐怖心よりアイテムボックスの使い方を試したいという欲求の方が強いようだ。
ゴブリンが短剣で腹めがけて突きを仕掛けてくる。
俺は片手を前に出し、そして…
アイテムボックスを出した。
「アイテムボックスに物理攻撃は収納できない」
バチバチッ!
ゴブリンの突きは弾かれる。
ーアイテムボックスー
ここで一旦アイテムボックスについて軽くおさらいしておこう。
アイテムボックスの中に
そして無理矢理
又はこれは
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「グギャ」
ゴブリンは弾かれた衝撃で短剣を手放し、身体が大きく後ろに
俺はゴブリンが手放した短剣をアイテムボックスに収納し、前に踏み込み先ほど前に突きだした方の手をゴブリンの喉元に持っていき、素早くゴブリンの首を掴んだ。
そして無理矢理アイテムボックスを手の中に出した。
ゴブリンの頭が吹き飛んだ。
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