冬 1

ああ、青春よ、青春よ!


お前はどんなに失望している時でも、勇気を出せと言う。


しかしその勇気も、絶望した人間にとっては、単なる気まぐれの発作にしかならないのである。


青春の力とは、自分の思うこと望むことは、何でも可能だと考えられる所にあるのかも知れぬ。


青春とは、四季のように移ろいやすいものだ。


だが、二度とめぐっては来ない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る