第26話 ついったでみかけたなろうについてのおはなし

26回目の更新です。


あたらしく開設した、短編集に早速PVがついててうれしうれし。

と、小躍りしながらの更新です。


ただ、今回の更新は、ちょっとそんなテンションじゃ居られないお話。




切っ掛けは、Twitterで見掛けた、なろうに投稿していた方のツイートに関して。

(※内容に関しては、一連の流れを大雑把に纏めています)



その人は、なろうに小説を投稿していたらしく、日々、いつものように執筆していたそうです。

ある日、なろう運営から「作者の公開している作品に、なろうの規約に抵触する部分があり、訂正していただくようお願いします」(意訳)

というメールが来たらしいです。

で、作者も自分の作品が規約に抵触している可能性がある、と判断して「分かりました、訂正します」(意訳)

と受け入れたそうです。


問題はその後


「どこが規約に抵触しているか分からないとなおせないので、該当部分を教えてください」(意訳)

と、運営に送ったそうです。


運営からは「規約を教えると、その規約を悪意を持って利用される恐れがありますので、お教えする事は出来ません」(意訳)

との返信。


作者はこれを受け「では、該当作品の何話、どの部分が規約に抵触しているか教えてください。」(意訳)

と、再び運営に送り


運営からは「どの部分が抵触しているかは、作者様ご自身で作品をご確認の上、訂正していただくようお願い致します。」(意訳)

との返信。



この遣り取りの後、作者はこの一連の流れを別のサービスにて投稿し、最後に


――

規制って何ですか?

エロは何で駄目なんですか?

グロは何で駄目なんですか?

表現の自由ってなんですか

誰か教えて下さい

――

と結んで終わっています。


詳しくはこちらの方から

https://note.mu/oowatarikarasu/n/n6080ee31214b

(大渡 鴉さんのnote)



この事について、読んだ方にもそれぞれの意見があると思いますし、何が正しいとは一概に言えない事かも知れません。


その上で、自分なりの意見を、下に書きたいと思います。

しばらく下にスクロールして下さい。































































※ここより下が、今回の件に対する、個人的な意見・見解です。

------------------------------------------------------------------------------------------------


1 作者によるゾーニングが適切だったか


今回の件を考える際に、一応作品は読んでおこうと、なろうにて検索。

最初は、主人公が死んで異世界に転生すると言う、まあお馴染みの展開。


あ、作品の主人公は、所謂人間の屑タイプ。

そして主人公が魔王に転生するようです。

まあこれもありがちな設定ですわな。


で、結構、非人道的な振る舞いや性的な描写、等々、よく見かけるタイプの作品。


ただ、ゾーニングがR-15。


ん~・・・・・・まあ読んで感じた雰囲気だと、15じゃあねえな・・・

確実にR-18やR-18Gが必要なシーンが割とある、と読んで感じたので、まずそこが食い違ってる、と思われる。



2 描写を考えられなかったのか


上の感想に連なる訳ですけど、作者本人も、陰鬱だったり残酷だったりする、と認識はしていたみたいだったし、だったらもう少し描写を考えて出来なかったのか、と言うのは疑問。


序盤の出だしなんか、別に問題になりそうなシーンは無かったし、書こうと思えば書けたんじゃないですかね。


まあ、作者が書きたいと思って書いたんなら、それはそれで別にいいと思うんですけどね。


ただ、書きたいものを書きたいように書くことを、読者が受け入れるかは別ですし、運営がOK出すかも別ですけどね。



3 なろうの規約に関しての責任


ここが個人的に言いたい事なんですけど。


作者には、作品を創る自由があります。

どのような作品を創るのも自由ですし、どこで公開するのも自由です。

ただし、公開するにあたっての作者の責任。

これをどこまで負う事が出来るのか。


カクヨムにはカクヨムの、なろうにはなろうの、それぞれのサイトには当然ルールがあります。


カクヨムではOKだけれどもなろうではダメ、と言う事もあるでしょう。

逆もまた然り。


今回は、なろうの規約に引っかかった。


ならば、作者の責任として、表現として何がまずかったか、どの話がダメだったのか、考えなければいけないでしょう。


それを運営に求めた、と言うのはマズかったんじゃないかね。

自分で「ルールが分かりません、どうしたらいいかわかりません、考えることも出来ません」と声高に叫んでどうする。

それは、公共の場で迷惑を顧みず好き勝手に振舞うのと同義だろう。


なろうで公開したいならそのルールの範囲でやる、ルールに抵触しているなら考える。


こんなこと、中学生や高校生ですら弁えている話だよ。



運営には運営の責任があるし、作者には作者の責任がある。


運営に問題があると思うなら抗議すればいい。

そこには運営の説明する責任がある。

作者は追及する権利がある。


作者が公開するなら公開すればいい。

そこには運営のルールに沿って公開しなければならない、と言う責任がある。

運営は、運営のルールに沿って活動する権利がある。


それが嫌なら、より公開しやすいルールのある別の場所で公開すればいい。

そこにも当然守るべきルールはある。

守らなければ、また同じことになる。


運営と作者。

どっちが正しい間違っているではなく、その責任を果たさない、果たせない、果たそうとしないのが問題じゃないのか?



――

規制って何ですか?

エロは何で駄目なんですか?

グロは何で駄目なんですか?

表現の自由ってなんですか

誰か教えて下さい

――


こんな事を臆面もなく聞いていること自体、責任がある事を自覚していない証じゃないのかね。


それでも聞くのであれば、ではなく、自分が本当に信頼できる人にお願いして、助言を聞き入れるべきだった訳で。

もう少し成熟した人間であれば、その事に考えが及んだんじゃないですかね。



まあ、それでも書くのならば


規制とは

ルールであり、行き過ぎれば当然ペナルティーを負うものであり、それはその場で活動している全ての人を守るためのものである、と、が受け止め行動しなければならない規範であり


エログロが何故ダメだったのかは

エログロがダメなのではなく、エログロを書いた結果、その内容が規約から逸脱した事で運営から警告があったに過ぎず


表現の自由とは

表現をすること自体は自由であり、誰にも妨げる事は出来ないものではあるが、表現した結果、そこに生まれたモノには自分が責任を負わねばならないと言う、の事である。



つまるところ、作者が余りにも未熟だった。

ただそれだけだと思います。

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